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【戦評】1903年以来の三塁打4本!Dバックスが乱打戦を制す

2017.10.5 14:34 Thursday

 今季ホームで52勝(メジャー2位)と本拠地チェイス・フィールドで圧倒的な強さを見せたダイヤモンドバックスにロッキーズが食い下がり、壮絶な乱打戦となったナ・リーグのワイルドカード・ゲーム。ポストシーズンでは1903年以来114年ぶりとなる1試合4三塁打を放ったダイヤモンドバックスがなんとかリードを守り抜き、ドジャースと対戦する地区シリーズへ駒を進めた。

 「誰もブラッドリーが三塁打を打つなんて思っていなかっただろう。このようなことが起こるんだ。だから野球は面白いんだよ」とロッキーズのバド・ブラック監督は試合を振り返った。「誰にも予想なんてできないんだ。だから野球の試合はこんなにも面白いのさ」

 初回にポール・ゴールドシュミットのスリーランで幸先よく先制したダイヤモンドバックスは、2回裏にケテル・マーテイのタイムリー三塁打、3回裏にダニエル・デズカルソのツーランで計3点を追加し、3回までに6点をリード。先発のザック・グレインキーが好投していたこともあり、試合は決まったかに思われた。

 しかし、4回表にロッキーズ打線がジョナサン・ルクロイのタイムリー二塁打などで4得点。先発のジョン・グレイを1.1イニングで降板させて継投に切り替えたロッキーズと同様、ダイヤモンドバックスも5回表から先発左腕のロビー・レイを投入するなど、一戦必勝の投手リレーを繰り広げ、ポストシーズンらしい雰囲気の中で試合は進んでいった。

 7回表にロッキーズがチャーリー・ブラックモンのスクイズで1点差に迫ったが、その裏、ダイヤモンドバックスは投手のアーチー・ブラッドリーがまさかの2点タイムリー三塁打。8回表にはノーラン・アレナードとトレバー・ストーリーの連続本塁打で再び1点差となったものの、8回裏にダイヤモンドバックスがA.J.ポロックのタイムリー三塁打などで3点を追加し、ロッキーズを突き放した。

 ダイヤモンドバックスが11-7と4点をリードして迎えた9回表。ロッキーズはダイヤモンドバックスのクローザー、フェルナンド・ロドニーからカルロス・ゴンザレスがタイムリーを放って意地を見せたものの、最後はアレナードが二塁ゴロに倒れて試合終了。打撃戦を制したダイヤモンドバックスがドジャースへの挑戦権を手に入れた。

 ナ・リーグ西部地区の1位と2位が激突する地区シリーズは日本時間10月7日、ドジャースの本拠地ドジャー・スタジアムで幕を開ける。


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