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【戦評】盤石の試合運び インディアンスが完封リレーで快勝

2017.10.6 12:29 Friday

 アストロズ対レッドソックスに続いて、インディアンス対ヤンキースの地区シリーズがインディアンスの本拠地プログレッシブ・フィールドで開幕し、トレバー・バウアーの好投もあってインディアンスが4-0で快勝。これでもか、と言わんばかりにリーグ最多102勝をマークした強さを見せつけた試合だった。

 コリー・クルーバーを中4日で回すという戦略から第1戦のマウンドをバウアーに任せたインディアンス。この起用がズバリとはまった。バウアーは速球とカーブのコンビネーションでヤンキース打線を翻弄し、6回表一死までノーヒッターを継続する見事なピッチングを披露。ヤンキースの得点源であるアーロン・ジャッジを3打席連続三振に封じるなど、6.2イニングを投げて打たれたヒットはわずか2本。8三振を奪う好投で先発の役割を十二分に果たしてみせた。

 打線ではジェイ・ブルースが大活躍。2回裏の第1打席で二塁打を放ち、無死満塁となった後にロベルト・ペレスの併殺打の間に先制のホームを踏むと、4回裏に1号ツーラン、5回裏に犠飛を放ってチームの全得点に絡む活躍を見せた。バウアーの好投をセンターのジェイソン・キプニスらが好守で盛り立て、バウアー降板後はアンドリュー・ミラーとコディ・アレンが盤石のリレー。点差以上の実力差を感じさせる試合運びで、インディアンスが初戦を制した。

 ヤンキースはジャッジが4打席4三振と完璧に封じられ、3番のゲーリー・サンチェスと4番のディディ・グレゴリウスも4打数ノーヒット。インディアンス3投手の前にわずか3安打に抑え込まれ、反撃の糸口すら掴むことができず、文字通りの完敗だった。

 バウアーで初戦を取ったインディアンスは、第2戦のマウンドに満を持してエースのクルーバーを送り込む。負ければ王手をかけられるヤンキースとしてはなんとかタイに持ち込んでヤンキー・スタジアムへ戻りたいところだが、クルーバーを攻略するのは容易ではない。投手陣の頑張りに期待するしかなさそうだ。


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