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カーショウが4被弾もドジャースが辛くも勝利

2017.10.7 19:24 Saturday

 今季、メジャー全体最高勝率.642を記録したドジャースが日本時間10月7日、地区シリーズ(NLDS)初戦を迎えた。相手はロッキーズとのワイルドカードを勝ち上がってきたダイヤモンドバックス。今年のレギュラーシーズンでは8勝11敗と負け越している相手であり、注意が必要な相手だ。試合は先発のクレイトン・カーショウが4被弾も辛うじて9対5と勝利を収めた。

 今年のカーショウは最多勝と最優秀防御率の二冠に輝いたが、腰痛から復帰した9月の6試合では3勝2敗 防御率3.48と調子を落とし気味だ。投球が心配される中でダイヤモンドバックスの先発、タイワン・ウォーカーと投げ合った。カーショウの立ち上がりは初回、先頭打者のデービット・ペラルタに四球を与えて出塁を許すも後続を2者連続三振を含む3人で抑えて無失点に抑えた。

 エースを援護したいドジャース打線は初回からウォーカーの立ち上がりを攻め立てた。先頭のクリス・テイラーが中安で出塁すると無死一・二塁の場面から3番のジャスティン・ターナーが左中間スタンドへ一発を放ち、いきなり3点を先制した。その後もヤシエル・プイーグが無死一塁から二塁打を放ってさらに1点を追加してウォーカーを2回裏のドジャースが始まるところで早々と降板させた。

 4対0とリードをもらったカーショウはここから彼らしからぬ投球をみせることになる。3回表には2死からA.J.ポロックに一発を浴びてまずは1点を失う。その後、7対1で迎えた6回表には左キラーのJ.D.マルティネスにも本塁打を浴びて2点を失った。まだこれだけでは終わらない。7回表の投球ではケテル・マーティとジェフ・マシスになんと2者連続弾を打たれて一気に2失点となった。ここでカーショウはマウンドを降りてリリーフ陣にマウンドを託した。この日は6回1/3を投げて5被安打 4失点でマウンドを降りた。失点はすべてソロ本塁打という珍しい内容でもあった。

 ワイルドカードで乱打戦を制したダイヤモンドバックスは勢いそのままにカーショウを打ち込んで逆転勝ちを狙いにいった。最終回にも守護神のケンリー・ジャンセンを攻めて1点を奪って4点差に詰め寄るも序盤の失点が尾を引いてしまう形となった。結果、ドジャースが9対5で勝利した。

 初戦を落としたダイヤモンドバックスの第2戦の先発は先日のワイルドカードでリリーフとして登板していたロビー・レイが発表された。前回登板から日が経っていない状態だが、今季のドジャース戦では5試合に登板して3勝0敗 防御率2.27と抜群の成績を残している。疲労が心配ではあるが、どのような投球をするのか注目される。一方でドジャースはリッチ・ヒルが先発予定だ。


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