ナショナルズが終盤の猛攻で逆転勝利
2017.10.8 10:25 Sunday
日本時間10月8日に行われたカブス対ナショナルズの地区シリーズ第2戦はカブスが終盤まで2点のリードもナショナルズが8回裏に2本の本塁打で5得点を挙げて6対3で劇的な逆転勝ちを収めた。
この日の先発は今季13勝のジョン・レスターと15勝のジオ・ゴンザレス。両者とも2桁勝利を挙げた左腕の対決となった。ポストシーズンでは通算9勝を挙げているレスターが初回からピリッとしない。簡単に2死を取ったものの、3番のアンソニー・レンドンに右翼スタンドへ飛び込む一発を打たれて失点した。打ったレンドンは前日の試合で悔しい失策を記録しているだけに汚名返上を成功させた。
一方のゴンザレスは2回表の先頭打者、ウィルソン・コントレラスに一発を浴びてすかさず同点とされた。試合前までの通算対戦成績は2打数1安打、この1安打は本塁打なだけに通算2本目となる大きな一発を打たれてしまった。この一発で勢いに乗ったカブス打線は4回表に先頭打者のクリス・ブライアントが二塁打で出塁すると続くアンソニー・リゾも一発を打って3対1と勝ち越した。前日は2打点と活躍した男がこの日も輝きをはなった。
反撃したいナショナルズはレンドンの本塁打以降、飛び出した安打はわずかに1本だけで相手先発のレスターを攻略できない。しかし、8回裏から登板した3番手のカール・エドワーズJr.からこの回の先頭打者、代打のアダム・リンドが左安で出塁すると1死になった後、ブライス・ハーパーが起死回生の同点2ランを放って3対3の同点に追いついた。その後、1死一・二塁から代わったばかりのマイク・モンゴメリーから5番のライアン・ジマーマンが勝ち越し3ランを放ってこの回、一挙5得点で逆転に成功した。今季、本拠地のナショナルズ・パークで打率.287を記録しているナショナルズの超強力打線がついに目覚めたイニングとなった。
最終回は守護神のショーン・ドゥーリトルが3人で締めて試合終了。ナショナルズは今シリーズ初勝利を挙げて勝敗を1勝1敗のタイとした。劇的な勝利を挙げたチームの次戦の先発はマックス・シャーザー。レギュラーシーズン最終登板では右太ももを痛めただけにその経過が心配ではあるものの、エースの登板はチームにとって大きな力となるはずだ。
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