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大砲・エンカーナシオン ALDS第5戦はスタメン復帰か

2017.10.11 12:01 Wednesday

 ヤンキースとの地区シリーズ第2戦で右足首を負傷し、続く2試合を欠場したエドウィン・エンカーナシオン(インディアンス)だが、テリー・フランコーナ監督によると「負ければ終わり」の第5戦で指名打者としてスタメンに復帰するようだ。

 エンカーナシオンは日本時間10月11日に本拠地プログレッシブ・フィールドのレフトフィールドで球団のメディカルスタッフが見守る中、いくつかのランニングドリルをこなした。当初想定されていたよりも回復は早く、フランコーナ監督は「彼はすでにマシンでの打撃練習を再開している。今日はランニングもこなしていたし、たぶん第5戦は大丈夫じゃないかな」と地区シリーズ第5戦でスタメン復帰させることを示唆した。

 今季38本塁打、107打点を叩き出した主砲を欠いた2試合(第3戦、第4戦)でインディアンスはわずか3得点しか奪えなかった。フランシスコ・リンドーア、ジェイソン・キプニス、ホゼ・ラミレスの上位打線に当たりが出ていないことが得点力不足の主な原因であることは間違いないが、エンカーナシオンの代役として指名打者に入っていたマイケル・ブラントリーもここまで打率.091(11打数1安打)と絶不調。そもそもブラントリーも右足首の故障で8月と9月の大半を欠場するなどコンディションは万全でなく、エンカーナシオンの負傷によってスタメンで起用せざるを得ないという状況に陥っていた。第5戦では相手先発が左腕のCCサバシアであるため、エンカーナシオンが指名打者としてスタメンに戻ってくるのであれば、ブラントリーは再び代打の切り札として出場機会を待つことになるだろう。

 ヤンキースのジョー・ジラルディ監督は「彼(=エンカーナシオン)の存在が状況を変えるだろう」とスラッガーのスタメン復帰を警戒する。「彼は危険な打者だ。我々は彼がいかに危険であるかをよく知っている。この3~4年、彼はリーグで最も優秀な打点マシンの一人だった。彼は打点の稼ぎ方を知っているんだ。彼の復帰によって状況は変わるだろう」

 本拠地での2試合に連勝してあっさり王手をかけたにもかかわらず、ヤンキースに逆王手をかけられ、追い詰められたインディアンス。主砲のバットがこの苦しい状況を打開してくれることを望むばかりだろう。


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