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有望株・レイエス トミー・ジョン手術からのリハビリ中

2017.10.12 11:51 Thursday

 2016年シーズンに鮮烈デビューを果たし、今季の新人王有力候補に挙げられていたアレックス・レイエス(カージナルス)。スプリング・トレーニング開始直後に右肘の故障が判明してトミー・ジョン手術を受けることになり、シーズンを全休したが、23歳の右腕は来季の活躍に向けてリハビリに取り組んでいる。

 「チームメイトがグラウンドで練習したり、試合をしたりしている姿を見ることは、ジムやトレーニング・ルームにいる俺を奮い立たせてくれた。自分がどこにいたいのかを思い出すことができたんだ。忘れかけていた気持ちを思い出すことができたんだ。今回の経験を通して、野球への情熱を少しプラスすることができたと思うよ」とレイエスはリハビリに費やした一年を振り返った。

 レイエスはおよそ2週間前にマウンド復帰を果たし、手術後初のブルペン・セッションを行った。今後は球団の施設でトレーナーらの管理のもと、リハビリ・プログラムをこなしていくことになる。順調にリハビリ・プログラムを消化し、回復がスムーズに進めば、来季の開幕ロースターに名を連ねることも十分に可能だろう。「今のところは再発の兆候もないし、順調に進んでいるよ」とレイエスは手応えを口にする。

 シーズン中のトレーニングを通して、レイエスは体重を10~13ポンド絞ることに成功したという。「この一年を生かすことができたと思う。身体のコンディションは今までで一番良いよ」。2016年8月にメジャーデビューを果たし、時速100マイルに達する速球を武器に5先発を含む12試合に登板して4勝1敗1セーブ、防御率1.57という見事な成績を残したレイエス。リハビリ、トレーニングを経てさらなる進化を遂げたとすれば、来季のレイエスはいったいどんなボールを投げ、どんな成績を残すのだろうか。

 故障明けということもあり、投球イニングに制限が設けられることは間違いない。現時点では来季の役割は未定だが、おそらく先発とリリーフを兼任しながら、投球イニング制限の範囲内でチームに貢献することになるだろう。球界屈指の有望株が公式戦のマウンドに戻ってくる日を楽しみに待ちたい。

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