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モリーナが故郷・プエルトリコで復興支援活動

2017.10.17 11:02 Tuesday

 2週間前に2017年のレギュラーシーズンは終了したが、ヤディアー・モリーナ(カージナルス)に休んでいるヒマはない。彼の時間とエネルギーは今、ハリケーン「マリア」で被害を受けた故郷・プエルトリコの復興支援のために捧げられている。

 モリーナはレギュラーシーズン最終戦の2日後にプエルトリコに到着した。食料、水、氷といったトラック5台分の支援物資が適切に住民へ配布されているかを自身の目で確認するためだ。モリーナはベガ・アルタ、ドラード、ウトゥアード、カイエイといった町を訪れているが、ベガ・アルタはモリーナが育った町であり、ドラードは現在モリーナが自宅を構えている町である。

 「ハリケーンがプエルトリコを襲った後、すぐに俺は家族や友人、プエルトリコで暮らす全ての人々のことがとても心配になった。自分の無力さを感じたし、家族や友人が無事であるかどうかがわからなくて集中できなかったよ。できる限り早く力になりたいと思っていたんだ」とモリーナは語る。

 モリーナの妻であるワンダ・トーレスさんが先頭に立って始めた募金キャンペーンにより15万ドル以上の支援金が集まり、これが今回の復興支援活動に使用された。さらにモリーナ自身も今回の復興支援活動に多大な寄付をしている(金額は未公表)。モリーナは兄のホゼや自身の基金のスタッフとともに住宅を一軒ずつ訪問し、支援物資を住民に手渡しした。そして彼らは日本時間10月16日に予定されていた全ての活動を終えた。

 もちろん、モリーナによる復興支援活動はこれで終わりではない。モリーナは毎年恒例のヤディアー・モリーナ・ホームラン・ダービーとセレブリティ・ソフトボール・ゲームを日本時間12月9日にサンフアンのヒラム・ビソーン・スタジアムで開催予定だ。これらのイベントによる収益は全てハリケーンの復興支援活動のために使われる予定となっている。

 日本時間10月17日、プエルトリコがハリケーン「マリア」の被害を受けてから26日が経過した。しかし、現地の報道によると依然として全国民の87%が電気のない生活を強いられているという。愛する故郷のために、モリーナの支援活動はこれからも続いていく。


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