レッドソックスとメッツが監督候補のコーラと面会
2017.10.17 11:55 Tuesday
アストロズのベンチコーチを務めるアレックス・コーラが複数球団の監督候補に挙がっている。日本時間10月16日にコーラとの面会を済ませたレッドソックスに続き、メッツもコーラとの面会を予定しているようだ。
コーラは1996年のドラフトでドジャースから3巡目(全体88位)指名を受けてプロ入りし、1998年6月にメジャーデビュー。2000年から5シーズンにわたって正遊撃手を務め、2004年には自己最多の10本塁打、47打点をマークした。その後はインディアンス、レッドソックス、メッツ、レンジャーズ、ナショナルズを渡り歩き、レッドソックス時代の2007年にはワールドシリーズ制覇を経験。2006年と2009年にはプエルトリコ代表の一員としてワールド・ベースボール・クラシックに参加した。その後は解説者を務めていたが、今季からアストロズでベンチコーチを務め、指導者としてのキャリアをスタートさせている。
メッツとの面会は日本時間10月17日ないし18日に行われる予定。メッツの監督候補にはコーラのほかにも前タイガース監督のブラッド・オースマス、前ホワイトソックス監督のロビン・ベンチュラ、ドジャースのベンチコーチであるボブ・ゲレン、アスレチックスの三塁コーチであるチップ・ヘイル、ホワイトソックスの三塁コーチであるジョー・マクユーイング、インディアンスの一塁コーチであるサンディ・アロマーJr.らの名前が挙がっており、さらにインディアンスの投手コーチであるミッキー・キャラウェイに興味を示しているとの報道もある。
アストロズのA.J.ヒンチ監督はコーラについて「コーチ1年目だったけれど、よくやってくれた。選手たちと良い関係を築いているし、野球をよく知っている。とても鋭い人物だし、本当によく試合を見ているよ」と高く評価している。昨オフにはダイヤモンドバックスの監督候補に挙げられ、今オフはレッドソックス、メッツのほかにもタイガースやフィリーズが監督候補の一人に挙げているように指導者としての評価は非常に高く、遅かれ早かれどこかのチームで指揮を執ることは間違いないだろう。アストロズのシーズン終了後、コーラの周辺は騒がしくなりそうだ。
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