年間最優秀リリーバーの最終候補者が明らかに
2017.10.18 11:01 Wednesday
日本時間10月18日、年間最優秀リリーバーの最終候補者(各リーグ3名)が発表された。各リーグで活躍した名クローザーにちなんでア・リーグは「マリアーノ・リベラ賞」、ナ・リーグは「トレバー・ホフマン賞」と名付けられているこの賞の受賞者は日本時間10月29日、ワールドシリーズ第4戦で発表される予定となっている。
ア・リーグの最終候補者はケン・ジャイルズ(アストロズ)、クレイグ・キンブレル(レッドソックス)、デービッド・ロバートソン(ヤンキース)の3名。ジャイルズは63試合に登板して34セーブ、防御率2.30を記録し、62回2/3で83三振を奪って奪三振率11.92をマークした。キンブレルはリリーバーでは両リーグ最高となる奪三振率16.43、WHIP0.68を記録し、126奪三振も両リーグ最多タイ。防御率1.43、被打率.140など圧巻のパフォーマンスを見せた。ロバートソンはシーズン途中までホワイトソックスでクローザー、ヤンキース移籍後はセットアッパーとして活躍し、計61試合に登板して防御率1.84と安定感抜群。総合的に判断すれば、キンブレルが最有力候補だろう。
ナ・リーグの最終候補者はウェイド・デービス(カブス)、ケンリー・ジャンセン(ドジャース)、コリー・クネーベル(ブリュワーズ)の3名。デービスは開幕から32セーブ機会連続成功をマークして連続セーブ成功の球団記録を更新し、クローザーとして地区連覇を果たしたチームの戦いを支えた。ジャンセンはリーグ最多タイの41セーブを挙げ、リリーバーでは両リーグ最高となる防御率1.32をマーク。109奪三振、WHIP0.75はともにリーグベストの数字であり、今季も絶対的守護神として君臨した。クネーベルは今季急成長を遂げ、リリーバーでは両リーグ最多タイとなる126奪三振を記録。39セーブ、奪三振率14.92などその他の数字も素晴らしく、45登板連続奪三振のメジャー新記録も樹立した。いずれも素晴らしい活躍を見せたが、ジャンセンが最有力候補と見て間違いないだろう。
受賞者の選考を担当するのは、かつてメジャーリーグで活躍した8名のリリーバーたち。賞に名が冠せられているリベラ、ホフマンのほか、デニス・エカーズリー、ロリー・フィンガース、ブルース・スーター、リー・スミス、ジョン・フランコ、ビリー・ワグナーという豪華な顔ぶれとなっている。
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