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ツインズ 球宴3度の左腕・パーキンスのオプション破棄へ

2017.10.19 09:12 Thursday

 ツインズはオールスター・ゲーム選出3度の実績を誇る元クローザーのグレン・パーキンスに来季契約(年俸650万ドル)の球団オプションを行使しない方針であることを通告した。なお、パーキンスには70万ドルのバイアウトが支払われ、フリーエージェントとなる。

 予想されていた動きではあるものの、パーキンスのツインズでの日々は正式に終わりを迎えることになった。2013年からの3シーズンで102セーブをマークし、3年連続でオールスター・ゲームに選出されるなど、一時はリーグを代表するクローザーとして活躍したパーキンスだったが、2016年の開幕早々に左肩を故障。手術を経て、今年8月に16ヶ月ぶりの戦列復帰を果たしたが、8試合に登板して被打率.320、防御率9.53とかつてのピッチングを取り戻すことはできなかった。パーキンスはマイナー契約でツインズと再契約を結ぶことに前向きな姿勢を示しているものの、ツインズ以外の球団と契約する意思はなく、このまま現役を引退する可能性も浮上している。

 パーキンスの今季最終登板は日本時間10月1日のタイガース戦。9回表二死走者なしの場面で5番手としてマウンドに上がり、この試合で「1試合9ポジション出場」を達成したアンドリュー・ロマインを一塁へのポップフライに打ち取った。一塁手のケニーズ・バルガスはそのボールをパーキンスへと手渡し、パーキンスもこれがツインズでの最後の登板になることを自覚していたのか、試合終了後のダグアウトでは感情を隠さなかった。「素晴らしい瞬間だったよ。これからの人生で決して忘れないだろうね」

 メジャー3年目の2008年には26試合に先発して12勝4敗、防御率4.41をマークしたパーキンスだが、先発投手としては大成できず、2011年からリリーフに本格転向。この年、65試合に登板して防御率2.48の好成績をマークすると、そこから5年連続で60試合以上に登板するなど、リリーバーとして花開いた。メジャー12年間での通算成績は409試合に登板して35勝25敗120セーブ、防御率3.88となっている。


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