地区シリーズの最優秀ブルペンはヤンキース
2017.10.23 17:40 Monday
アストロズがレッドソックスを、ヤンキースがインディアンスを、ドジャースがダイヤモンドバックスを、カブスがナショナルズを破った地区シリーズ。地区シリーズを対象とした「最優秀ブルペン」に選ばれたのは、2連敗からの3連勝という逆転劇に大きく貢献したヤンキースのブルペン陣だった。
計算方法は至ってシンプル。以下のルールに従ってポイントを加減していくだけである(週あたり合計100ポイントで優秀だと考えられている)。なお、ポストシーズン期間の「最優秀ブルペン」もこのルールに従って計算されたポイントを参考に選出されている。
・1アウト=+1.5ポイント
・1奪三振=+1.5ポイント
・1セーブ=+5ポイント
・1被安打=-2ポイント
・1自責点=-4ポイント
・1非自責点=-2ポイント
・1与四球=-1ポイント
・1セーブ失敗=-5ポイント
地区シリーズのヤンキースは20イニング(=60アウト)で29奪三振、3セーブを記録した一方、被安打10、自責点6、与四球9、セーブ失敗1で90.5ポイントを記録。獲得ポイントではインディアンス(109ポイント)が上回ったが、ポストシーズンらしくチームの勝敗も考慮されたようだ。第3戦では田中将大が7回無失点の好投を見せたあと、デービッド・ロバートソンが1/3回、アロルディス・チャップマンが1回2/3を無失点に抑えて完封リレーを完成。第4戦では7回を3失点に抑えたルイス・セベリーノの後を受けたデリン・ベタンセスが二者連続四球で降板する誤算があったものの、トミー・ケインリーが2回5奪三振無失点の快投で試合を締めくくった。第5戦はCCサバシアが5回途中で降板したがものの、ロバートソンが2回2/3、チャップマンが2回をそれぞれ無失点。0勝2敗となってからの3連勝で地区シリーズ突破を決めた。リーグ最多102勝をマークしたインディアンス相手の逆転劇は、ブルペン陣の活躍なしには成し得なかったはずだ。
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