ブレーブスがフラワーズのオプション行使 ディッキーは退団へ
2017.10.24 11:22 Tuesday
日本時間10月24日、ブレーブスはタイラー・フラワーズとの年俸400万ドルの球団オプションを行使したことを発表した。一方、R.A.ディッキーとの年俸800万ドルの球団オプションは破棄。42歳のディッキーは現役引退を検討しているようだ。
フラワーズは今季、カート・スズキと併用される形で99試合に出場し、打率.281、12本塁打、OPS.823の好成績をマーク。打率、出塁率、長打率はいずれも自己ベストの数字であり、メジャー9年目にしてキャリアハイのシーズンを過ごした。スズキも打率.283、19本塁打、OPS.887という好成績を残しており、捕手全体のOPSはカブスに次いでメジャー2位の数字。フラワーズとスズキが併用された捕手はブレーブスのストロング・ポイントの一つとなっていた。ジョージア州出身のフラワーズにとって、来季は地元ブレーブスで過ごす3年目のシーズン。ブレーブスに加入してから打撃成績を大幅に向上させており、来季も引き続き活躍が期待される。
一方、今季190イニングを投げて10勝10敗、防御率4.26をマークしたディッキーはオプション破棄となった。これによりブレーブスはディッキーの代わりとなるベテラン投手の獲得に動くか、あるいは球団内に多数存在する若手投手を先発ローテーションの一角に抜擢することになる。そして、ディッキーは家族と過ごす時間を増やすために現役引退を選択する可能性があることを示唆している。ナックルボーラーであるディッキーは2012年から6年連続で2ケタ勝利を継続し、通算120勝をマーク。2年連続で防御率4点台に終わっているが、先発4~5番手として180イニング程度を消化する実力はまだ残っており、ディッキーが現役続行を決断した場合には獲得を検討する球団が多数現れるはずだ。
ブレーブスの先発ローテーションはフリオ・テーラン、マイク・フォルティネビッチの2人が当確。残り3枠をショーン・ニューカム、ルーカス・シムズ、ルイス・ゴハラ、マックス・フリード、アーロン・ブレア、マット・ウィスラーといった若手投手たちが争うことになるが、確実に計算できる投手が少ないこともあり、ディッキー、バートロ・コローン、ハイメ・ガルシアを獲得した昨オフのようにベテラン投手の獲得に動く可能性は高いだろう。
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