「勝負の年」を迎えるナショナルズ 新監督はどうなる?
2017.10.24 12:05 Tuesday
タイガースに続いてレッドソックス、メッツの新監督が決定し、監督探しを続けている球団は残り2つとなった。そのうちの1つであるナショナルズは来季が「勝負の年」。マイク・リゾーGMは「勝てる監督」を求めて監督探しを続けている。
ロン・ガーデンハイアーがタイガース、アレックス・コーラがレッドソックス、ミッキー・キャラウェイがメッツの新監督に就任し、監督の座が空席となっているのはナショナルズとフィリーズの2球団のみとなった。非常にやりがいのある仕事ながら、大きなプレッシャーを背負わなければならないのが監督というポジション。特に勝利を求められている球団ではそのプレッシャーはより大きくなる。リゾーGMはこの大きなプレッシャーに耐えながらも結果を残せる監督を探すという困難なミッションにチャレンジしている。
なぜナショナルズにとって2018年シーズンは「勝負の年」なのか。理由は単純である。2018年シーズン終了後にブライス・ハーパー、ダニエル・マーフィー、ジオ・ゴンザレスという投打の中心選手が一斉にフリーエージェントとなるのだ。 マックス・シャーザー、スティーブン・ストラスバーグ、ライアン・ジマーマンらは2018年以降も契約が残っているため、彼らを軸としてワールドシリーズ制覇を目指すチーム作りをすることは可能だが、現在の豪華戦力でシーズンを戦うことができるのは来季が最後なのである。ダスティ・ベイカー監督は2年連続地区優勝という結果を残したが、ポストシーズンでは2年連続地区シリーズ敗退という結果に終わり、今季限りで解任。地区内に対抗馬が見当たらない今、地区優勝は最低ノルマに過ぎず、ポストシーズンで結果を残すことが求められている。それに相応しい人材をリゾーGMは見つけ出さねばならないのだ。
すでにカブスのベンチコーチであるデーブ・マルティネスと面会を済ませているナショナルズ。毎年のように様々な球団の監督候補に挙がるマルティネスがメジャーリーグの監督に相応しい人材であることは間違いないが、「勝負の年」を迎えるナショナルズにとっては監督未経験という点が不安材料となるはずだ。「勝負の年」を誰に任せるのか。リゾーGMの決断に注目したい。
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