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最下位に沈んだジャイアンツ 投手コーチ探しがスタート

2017.10.25 14:34 Wednesday

 今オフは各球団で投手コーチの解任が相次いでいる。そのため、多くの人材が市場に溢れ、多くの球団が自軍に適する人材を探し始めているが、ジャイアンツも投手コーチを探している球団の一つ。ジャイアンツは多くの候補者の中から誰を選択するのだろうか。

 ミッキー・キャラウェイがメッツの監督に就任したインディアンス、クリス・ボジオを解任したカブスなど、現時点で全30球団の3分の1近くの球団において投手コーチの座が空席となっている。2000年から今季まで18シーズンにわたって投手コーチを務めたデーブ・リゲッティのフロント入りが決定したジャイアンツも現在投手コーチ探しを進めており、2006年から今季まで12シーズンにわたってレイズの投手コーチを務めたジム・ヒッキーが候補に挙がっていると報じられている。しかし、ヒッキーの手腕を高く評価している球団はジャイアンツだけではなく、カージナルスとカブスも自軍の新たな投手コーチとしてヒッキーの招へいを検討中。ヒッキーの決断次第ではジャイアンツは他の候補を探さねばならない可能性もある。

 ヒッキー以外に候補として考えられるのはフランク・バイオーラ、ダリル・スコット、デーブ・バーバ、ダレン・ボルスリーの4人。バイオーラは1987年のワールドシリーズでMVPに輝き、1988年にはア・リーグのサイ・ヤング賞を受賞した名投手である。ここ4年間はメッツ傘下AAA級で投手コーチを務めており、ジェイコブ・デグロム、ノア・シンダーガード、スティーブン・マッツらの育成に携わった実績がある。スコットはロッキーズの球団組織で投手コーチを務め、今季の躍進を支えた若手投手の育成に貢献した人物だ。バーバも同じくロッキーズの若手投手育成に携わっており、現役時代にはジャイアンツでプレイした経験もある。ボルスリーはブルース・ボウチー監督がパドレスで監督を務めていたときの最後の投手コーチであり、その後もパドレスの球団組織に留まっている。

 ドジャースの対抗馬として期待されながらも大きく期待を裏切り、地区最下位に沈んだ今季のジャイアンツ。再浮上のためには新たな戦力の台頭が不可欠であり、投手コーチの責任も重大である。ジャイアンツは誰を選ぶのか。ヒッキーはどこへ行くのか。今後の動向を見守りたい。


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