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オフシーズン突入 大物FA選手の行方は?

2017.11.6 11:32 Monday

 現地時間11月6日午後5時、フリーエージェント市場が開幕し、FA選手たちは全30球団との契約が可能になる。それに先立ち、MLB公式サイトではジム・デュケットが大物FA選手の契約先を予想している。超大物選手がズラリと顔を揃える来オフのフリーエージェント市場に比べるとやや不作気味とも言われる今オフのフリーエージェント市場だが、大物選手たちの去就やいかに。

 デュケットが紹介するTOP25の第1位として登場するのがドジャースからFAとなったダルビッシュ有だ。フリーエージェント市場で獲得可能な最高の先発投手と評されており、ワールドシリーズでの2度にわたるKO劇がありながらも6年1億4000万ドル前後の契約を手にすると予想されている。獲得候補としてはドジャース、レンジャーズ、ヤンキース、マリナーズ、カージナルスなど数多くのチームの名前が挙げられているが、その中でもデュケットが本命として予想しているのはマリナーズだ。

 ダルビッシュに次ぐ第2位にランクインしているのが大谷翔平。労使協定の取り決めにより格安で獲得可能であることが指摘されている。二刀流が注目される大谷だが、デュケットは仮に大谷の打撃がすぐには通用しなくとも、ダルビッシュや田中将大(ヤンキース)のように先発ローテーションの柱となれるはずだと評価する。現在は日米間の移籍に関する枠組みが確定するのを待っている状況だが、大谷のメジャー挑戦が確定すればヤンキース、レッドソックス、ドジャース、カブス、ブルージェイズ、レンジャーズなど数多くのチームによる争奪戦が繰り広げられることは間違いない。デュケットはその中でもヤンキースを本命に挙げている。

 野手の最高位にランクインしたのは第3位のJ.D.マルティネス。5年1億ドル前後でジャイアンツと契約することが予想されている。4位以下はジェイク・アリエタがレンジャーズ、エリック・ホズマーはロイヤルズ残留、ウェイド・デービスはカブス残留、マイク・ムスターカスもロイヤルズ残留、グレッグ・ホランドはロッキーズ残留、ジェイ・ブルースはフィリーズ、ロレンゾ・ケインはジャイアンツといった予想になっている。いよいよ本格的に幕を開けるオフシーズン。2018年に向けての戦いはすでに始まっている。


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