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ジャイアンツ 主力2投手が残留確実に

2017.11.6 15:20 Monday

 ジャイアンツはマディソン・バムガーナーの来季オプションを行使することがほぼ確実となった。また、ジョニー・クエイトはオプトアウトの権利を行使しないことを決断。昨季2人で33勝をマークした左右の両輪が来季も先発ローテーションの軸となる。

 バムガーナーは2012年4月に5年3500万ドル(2013-2017)+球団オプション2年で契約を延長。来季は年俸1200万ドルの球団オプションとなっていたが、ジャイアンツがこれを行使することが確実となった。今季はバイク事故による長期離脱もあり、17先発で4勝9敗、防御率3.32に終わったバムガーナーだが、2011年から6年連続で13勝以上、2013年から4年連続で防御率2点台、2014年から3年連続で200奪三振をマークするなど、エース級の実力は折り紙つき。バムガーナーの実力からすれば1200万ドルという年俸はバーゲン価格であり、ジャイアンツに迷う余地はなかったに違いない。なお、2012年から2017年までの間にサイ・ヤング賞の投票で3位以内に入れば2018年の年俸が1400万ドルに増額される条項が含まれていたが、2014年と2016年の4位が最高であり、この条項を満たすことはできなかった。

 一方、6年1億3000万ドルの大型契約の2年目を終えたクエイトはオプトアプトの権利を行使せず、ジャイアンツに残留することを決断した。移籍1年目の昨季は18勝5敗、防御率2.79という素晴らしい成績を残したクエイトだが、今季は25試合で8勝8敗、防御率4.52と物足りない成績。このタイミングでオプトアプトの権利を行使してFAになったとしても4年8400万ドルという残り契約以上の条件を手にできるとは考えにくく、ジャイアンツ残留は賢明な判断だと言えるだろう。

 バムガーナーとクエイトが復調し、昨季のような好成績を残すようであればジャイアンツにとっては大きな戦力アップとなる。今オフの最優先課題である強打者補強に成功すれば、今季のリーグ最低勝率から再びポストシーズンへジャンプアップする可能性は大いにある。バムガーナーとクエイトの両輪には実力通りの活躍を期待したいところだ。


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