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ドジャースがイーシアーの球団オプションを破棄

2017.11.6 18:27 Monday

 ドジャースがベテラン外野手アンドレ・イーシアーとの来季オプション(年俸1750万ドル)を破棄し、バイアウトとして250万ドルを支払ったことが明らかになった。2006年のメジャーデビュー以来ドジャース一筋で12年間プレイしてきた好打者は、35歳にして初めてフリーエージェントとしてオフシーズンを迎えることになる。

 メジャーデビュー以来10年連続で126試合以上に出場してきたイーシアーだが、ここ2シーズンは故障続き。2016年は右足の骨折で自己最少となる16試合のみの出場に終わり、今季もヘルニアによりわずか22試合にしか出場できなかった。両年ともポストシーズンのロースターには名を連ね、存在感を発揮する場面もあったが、2年間で40試合ほどにしか出場していない選手に対して年俸1750万ドルの球団オプションを破棄するというのは当然の判断だろう。

 2003年のドラフトでアスレチックスから2巡目指名を受けてプロ入りしたイーシアーだが、2005年オフにミルトン・ブラッドリー、アントニオ・ペレスとの1対2のトレードでドジャースへ移籍し、翌2006年にメジャーデビューを果たしたため、メジャー昇格後はドジャース一筋。12シーズンで打率.285、1367安打、162本塁打、687打点、OPS.822をマークした。2009年には自己最多の31本塁打、106打点をマークしてシルバースラッガー賞を受賞し、2011年にはゴールドグラブ賞を受賞。2010年から2年連続でオールスター・ゲームにも選出されている。

 ワールドシリーズ第7戦に出場したことにより、ポストシーズン通算51試合目となり、球団記録を更新。代打で放ったタイムリーがこの試合、ドジャース唯一の得点となった。健康であれば貴重な戦力であることは間違いないが、ジョク・ピーダーソン、アンドリュー・トールズ、アレックス・ベルドゥーゴと左打ちの若手外野手がチームには在籍しており、35歳のイーシアーに居場所がなくなりつつあるのも事実。技術と勝負強さを兼ね備えた好打は捨てがたく、指名打者制のあるア・リーグの球団を中心にイーシアーの獲得を検討する球団は現れるに違いない。


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