QO締め切り ホズマー、アリエタなど9選手が提示を受ける
2017.11.7 10:53 Tuesday
ワールドシリーズ終了から5日が経過した日本時間11月7日午前7時、クオリファイング・オファー(QO)の提示期限を迎えた。今オフのQOは年俸1740万ドルの1年契約。提示を受けた9選手は10日以内に受諾するか拒否するかを決定しなければならない。
フリーエージェントとなった選手が他球団と契約した場合、元所属球団がドラフトにおける補償指名権を得るためには該当選手にQOを提示し、拒否されていることが必要である。ただし、年俸1740万ドルは決して安い金額ではなく、QOを提示する球団は予想外の選手にQOを受諾されるリスクを背負うことにもなる。そのため、QOの提示については慎重な判断を迫られる。
また、今オフから適用される新労使協定での取り決めにより、過去にQOを提示されたことのある選手に対してはQOを提示することができなくなった。また、従来通りシーズン途中で移籍した選手はQOの対象外となるため、ダルビッシュ有やJ.D.マルティネスはQOの対象となっていない。昨オフはQOを提示された10選手のうち、ジェレミー・ヘリクソンとニール・ウォーカーがQOを受諾して残留することを選択した。
今オフQOを提示されたのはアレックス・カッブ(レイズ)、カルロス・サンタナ(インディアンス)、エリック・ホズマー(ロイヤルズ)、マイク・ムスターカス(ロイヤルズ)、ロレンゾ・ケイン(ロイヤルズ)、ジェイク・アリエタ(カブス)、ウェイド・デービス(カブス)、ランス・リン(カージナルス)、グレッグ・ホランド(ロッキーズ)の9選手。主力選手の多くが一斉にフリーエージェントとなったロイヤルズはホズマー、ムスターカス、ケインの3選手に対してQOを提示している。
一方、CCサバシア(ヤンキース)、ローガン・モリソン(レイズ)、アンドリュー・キャッシュナー(レンジャーズ)、ザック・コザート(レッズ)といった選手にはQOが提示されなかった。獲得してもドラフト指名権を失わずに済むこれらの選手たちが人気を集める可能性もありそうだ。
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