ドジャース 2018年は30年ぶりの世界一を目指すシーズンに
2017.11.8 14:50 Wednesday
世界一に輝いた1988年以来29年ぶりとなるワールドシリーズ進出を果たしたものの、あと一歩のところで世界一を逃したドジャース。日本時間11月8日、ドジャースのアンドリュー・フリードマン野球部門社長とファーハン・ザイディGMがワールドシリーズ終了後初めて記者会見を開き、今後の展望について語った。
ザイディGMは「(今年のワールドシリーズに敗れたことは)本当に我々のモチベーションとなっている。ワールドシリーズに進出できたことは本当に嬉しかったし、ファンも楽しんでくれていた。ここ数年間、我々は(ワールドシリーズ制覇という)究極の目標に向けて少しずつ前進している。来季こそは目標を成し遂げられると信じているよ」と語り、来季のワールドシリーズ制覇を誓った。
フリードマン野球部門社長によると、シーズン終盤に右肘の不調を訴えていたコリー・シーガーは手術を回避できる見込み。また、ヘルニアによりシーズンの半分以上を欠場したエイドリアン・ゴンザレスについては「力強く、そして健康になって」スプリング・トレーニングに戻ってきてくれることを期待しているようだ。さらに5月に右膝前十字靭帯断裂の重傷を負ったアンドリュー・トールズとトミー・ジョン手術のリハビリにより今季を全休したイミー・ガルシアもスプリング・トレーニングに間に合う見込みとなっている。
さらにフリードマンはポストシーズンでリリーバーとして好投した前田健太を、基本的には先発投手として起用するつもりであることを明言。フリーエージェントとなったダルビッシュ有と再契約する可能性も否定はしなかった。また、メジャー挑戦予定の大谷翔平については「状況を注視している」と具体的な言及を避けた。
フロントからはゲーブ・キャプラー(フィリーズ新監督)、コーチ陣からはティム・ハイアーズ(打撃コーチ補佐)、ロースターからはダルビッシュやブランドン・モロー、アンドレ・イーシアーらが抜けることになるが、ザイディGMはその穴埋めをしっかりとすることをこのオフの課題に挙げている。「幸運なことに、今季のチームの大部分が来季もチームに残ってくれる。大きな補強が必要だとは考えていない。戦力を向上させる機会を逃さないようにするだけだよ」と語るザイディGMのもと、ドジャースは30年ぶりの世界一を目指すチーム作りを進めていく。
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