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強打者獲得を目指すメッツ ブルース、モリソンらが候補か

2017.11.10 12:52 Friday

 外野に空きポジションがあり、正一塁手候補として期待されるドミニク・スミスの将来性に疑問符が付きつつある中、メッツは外野ないし一塁を守ることのできる強打者の獲得を目指しているようだ。ニューヨーク・ポストのマイク・プーマが伝えている。

 現時点で予想されている来季のメッツの布陣は捕手がトラビス・ダーノウ、一塁がスミス、二塁がアズドゥルバル・カブレラ、三塁がウィルマー・フローレス、遊撃がアメッド・ロサリオ、外野は左からヨエニス・セスペデス、ブランドン・ニモ(フアン・ラガレス)、マイケル・コンフォートという形である。首脳陣はスミス、ロサリオ、ニモといった若手選手に多くのチャンスを与える方針を明らかにしているが、プーマによるとジェイ・ブルース、ローガン・モリソン、アダム・リンドといった強打者の獲得に動く可能性もあるようだ。

 ブルースは昨年8月から今年8月までメッツに在籍しており、メッツにとっては馴染みのある選手である。今季はメッツとインディアンスの2球団で計146試合に出場し、打率.254、36本塁打、101打点、OPS.832をマーク。外野と一塁の両方を守れるのも魅力的だ。ただし、ブルースが5年9000万ドル程度の契約を希望しているという報道もあり、どこまで実現可能性があるかは微妙なところである。

 モリソンとリンドは今季安価な1年契約でプレイし、それぞれ好成績をマークした。モリソンは新天地のレイズでブレイクを果たし、キャリアハイを大幅に更新する38本塁打、85打点、OPS.868をマーク。好成績を引っ提げて好条件の契約を狙っているに違いないが、打率は.246と低く、今季の好成績がフロックという可能性もあり、比較的リスクの大きな物件であることは否めない。リンドはナショナルズの控え一塁手兼左翼手として301打席のみの出場ながら打率.303、14本塁打、59打点、OPS.875と存在感を発揮。ブルースやモリソンと比較すると獲得に必要な費用も少ないため、メッツにとってはお手頃な物件かもしれない。しかし、左打ちという点がスミスやニモと被ってしまうため、起用しづらいのが難点だ。

 スミスは今年8月にメジャーデビューを果たし、49試合に出場して打率.198、9本塁打、26打点、OPS.658という寂しい成績。AAA級では114試合で打率.330をマークしており、このまま打率1割台の選手として終わってしまうとは思えないが、メッツがスミスの将来性をどのように判断するかが、強打者獲得への動きを大きく左右することになりそうだ。


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