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ジャイアンツがブラッドリーJr.の獲得に関心か

2017.11.13 14:20 Monday

 ブライアン・セイビアン野球部門副社長が「センターはアップグレードの必要がある」と語るジャイアンツだが、MLB.comのジョン・ポール・モロシによるとジャイアンツはジャッキー・ブラッドリーJr.(レッドソックス)の獲得に関心を示しているようだ。

 今季のジャイアンツはレフトのレギュラーを固定できず、センターはディナード・スパン、ライトはハンター・ペンスがレギュラーを務めた。スパンは129試合に出場して打率.272、12本塁打、43打点、12盗塁をマークしたが、センターでのDRS(=守備防御点)-27は全ポジションを通して両リーグワーストの数字。ペンスは直近3シーズンで最多となる134試合に出場したものの、打率.260、13本塁打、67打点と物足りない成績に終わり、年齢的な衰えを感じさせた。

 スパン、ペンスとも来季まで契約が残っており、来季も引き続きレギュラー級の出場機会を見込まれているが、スパンがセンターからレフトへコンバートされるのはほぼ確実。強打者補強を狙うジャイアンツがジャンカルロ・スタントン(マーリンズ)やJ.D.マルティネス(フリーエージェント)の獲得を目指しているとの報道もあり、場合によっては出場機会を大幅に減らす可能性もある。さらに、ジャイアンツはスパンのコンバートにより空席になるセンターのグレードアップを目指しており、ロレンゾ・ケイン(フリーエージェント)らが獲得候補に挙がる中、ブラッドリーJr.もその一人に浮上した。

 レッドソックスがブラッドリーJr.の放出に動いているという話は現時点では出ておらず、ジャイアンツにとってはまだ「獲得候補の一人」という段階。しかし、レッドソックスもジャイアンツと同様に強打者補強を狙っており、スタントンやマルティネスの獲得に成功すればレフトのアンドリュー・ベニンテンディをセンターへ移し、ブラッドリーJr.がトレード要員となる可能性もある。スタントンやマルティネスの去就が決まれば外野手市場は一気に動き出すと見られており、いわゆる「玉突き人事」が発生するのか、今後の動向に注目だ。


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