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クルーバーが2度目、シャーザーが3度目のサイ・ヤング賞

2017.11.16 11:03 Thursday

 日本時間11月16日、今季のサイ・ヤング賞受賞者が発表され、ア・リーグはコリー・クルーバー(インディアンス)、ナ・リーグはマックス・シャーザー(ナショナルズ)が選出された。クルーバーは2014年以来3年ぶり2度目、シャーザーは昨季に続いて2年連続3度目の受賞となった。

 1位票28票(満票は30票)を獲得したクルーバーはクリス・セール(レッドソックス)に大差をつけ、3年ぶりのサイ・ヤング賞に輝いた。今季は開幕から調子が上がらず、5月に故障者リスト入りした時点での防御率は5.06。しかし、復帰後の23先発では防御率1.62、被打率.175という圧巻のパフォーマンスを見せ、最終的には最多勝(18勝)と最優秀防御率(2.25)の二冠を獲得した(勝利数はリーグ最多タイ)。サイ・ヤング賞を複数回受賞した投手は史上19人目であり、インディアンスの投手としては史上初の快挙である。2位はセール、3位にはルイス・セベリーノ(ヤンキース)が入り、4位以下はカルロス・カラスコ(インディアンス)、ジャスティン・バーランダー(アストロズ)、クレイグ・キンブレル(レッドソックス)、アービン・サンタナ(ツインズ)、マーカス・ストローマン(ブルージェイズ)の順となった。

 シャーザーは1位票27票を獲得し、クレイトン・カーショウ(ドジャース)に大差をつけて2年連続の受賞となった。初のサイ・ヤング賞はタイガース時代の2013年に受賞しており、ナ・リーグでは2度目の受賞。2年連続でサイ・ヤング賞を受賞したのは史上10人目であり、通算3度の受賞も同じく史上10人目の快挙となっている。今季のシャーザーは勝利数(16勝)と防御率(2.51)ではカーショウの後塵を拝したものの、リーグで7人しかいない200イニングをクリアし(200回2/3。カーショウは175回)、268奪三振はリーグ断トツ。質と量が伴ったパフォーマンスが評価された格好だ。2位はカーショウ、3位にはスティーブン・ストラスバーグ(ナショナルズ)が名を連ね、4位以下はザック・グレインキー(ダイヤモンドバックス)、ケンリー・ジャンセン(ドジャース)、ジオ・ゴンザレス(ナショナルズ)、ロビー・レイ(ダイヤモンドバックス)、ジェイコブ・デグロム(メッツ)、ジミー・ネルソン(ブリュワーズ)、アレックス・ウッド(ドジャース)という顔ぶれになった。


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