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2007年サイ・ヤング賞右腕のピービーが現役復帰を検討中

2017.11.16 16:24 Thursday

 MLB.comのマーク・フェインサンドが報じたところによると、パドレス時代の2007年に投手三冠王(最多勝・最優秀防御率・最多奪三振)に輝きサイ・ヤング賞を受賞したジェイク・ピービーが2年ぶりの現役復帰を目指しているようだ。

 ピービーが最後にメジャーでプレイしたのは2016年。この年はジャイアンツで21先発を含む31試合に登板したが、5勝9敗、防御率5.54というキャリアワーストの成績に終わり、シーズン終了後にフリーエージェントとなった後はどの球団とも契約せず、実質的な引退状態となっていた。来年5月に37歳となるが、2014年には202回2/3を投げて防御率3.73、翌2015年も110回2/3止まりながら防御率3.58をマークしており、先発ローテーションの5~6番手を担う実力がまだ残っている可能性は十分にある。

 2002年にパドレスでメジャーデビューを果たし、メジャー3年目の2004年に防御率2.27をマークして最優秀防御率のタイトルを獲得。それから3年後の2007年には19勝6敗、防御率2.54、240奪三振の見事な活躍でサイ・ヤング賞に輝いた。2003年からの6年連続を含め、通算8度の2ケタ勝利をマークし、メジャー15シーズンで通算152勝。2008年を最後に防御率2点台のシーズンはなく、全盛期は比較的短かったが、技術と経験を武器に生き残ってきた右腕だ。

 1年のブランクがある36歳の右腕にメジャー契約を提示する球団は存在しないと見られており、現役復帰を目指す場合はマイナー契約からのスタートが濃厚。しかし、ピービーがマイナー契約を受け入れるかどうかは現時点では明らかになっていない。全盛期を過ごしたパドレスなど、再建が完了するまでのいわば「つなぎの選手」を探している球団にはフィットするはずであり、そうした球団とマイナー契約を結び、オープン戦で実力をアピールして開幕ロースター入りを勝ち取るのがメジャー復帰に向けての現実的なルートではないだろうか。

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