MVP発表 アはアルトゥーベ ナは2ポイント差でスタントン
2017.11.17 10:48 Friday
日本時間11月17日、今季の最優秀選手(MVP)が発表され、ア・リーグはホゼ・アルトゥーベ(アストロズ)、ナ・リーグはジャンカルロ・スタントン(マーリンズ)が選出された。ともに初受賞となったが、スタントンは2ポイント差という歴代4位の僅差での受賞だった。
アルトゥーベは153試合に出場して打率.346、24本塁打、81打点、32盗塁、OPS.957をマーク。2年連続3度目となる首位打者に輝き、4年連続でリーグ最多安打を記録したのは史上初の快挙だった(4年連続200安打もクリア)。主に3番打者として強打のアストロズ打線を牽引し、101勝を挙げて独走でア・リーグ西部地区を制したチームの快進撃に大きく貢献。MVP投票の対象外とはいえ、ポストシーズンでの活躍も見事だった。アストロズとしては1994年のジェフ・バグウェル以来23年ぶり2人目のMVP。二塁手では2008年のダスティン・ペドロイア(レッドソックス)以来9年ぶりのMVP受賞となった。なお、アルトゥーベは1位票を27票、2位票を3票獲得し、2位のアーロン・ジャッジ(ヤンキース)に100ポイント以上の大差をつけて圧勝。3位はホゼ・ラミレス(インディアンス)、4位はマイク・トラウト(エンゼルス)、5位にはフランシスコ・リンドーア(インディアンス)がランクインしている。
大接戦となったのがナ・リーグだ。スタントンとジョーイ・ボットー(レッズ)が1位票を10票ずつ獲得。2位票と3位票でボットーより1票ずつ多く票を集めたスタントンがわずか2ポイント差でボットーを上回り、マーリンズの選手としては初めてのMVPに輝いた。スタントンは自己最多の159試合に出場し、打率.281、59本塁打、132打点、OPS1.007の好成績をマーク。6月にクローズド・スタンスを取り入れたのが功を奏し、後半戦だけで33本塁打を放った。最終的には本塁打と打点の二冠を獲得。「故障がなければ…」と言われ続けてきた男がようやくポテンシャルを開花させたシーズンだった。なお、2ポイント差は1979年のナ・リーグ(同率)、1941年のア・リーグ(1ポイント差)、1944年のナ・リーグ(1ポイント差)に次ぐ歴代4位の僅差。3位はポール・ゴールドシュミット(ダイヤモンドバックス)、4位はノーラン・アレナード(ロッキーズ)、5位にはチャーリー・ブラックモン(ロッキーズ)が名を連ねている。
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