9人全員がクオリファイング・オファーを拒否
2017.11.17 11:25 Friday
日本時間11月17日午前7時、クオリファイング・オファーを提示された選手の返答期限を迎え、9人全員がクオリファイング・オファーを拒否してフリーエージェント市場へ打って出ることを選択した。今後はフリーエージェントとなり、複数年契約を模索することになる。
今季のクオリファイング・オファーは年俸1740万ドルの1年契約。一昨年は3人、昨年は2人がクオリファイング・オファーを受諾したが、今季は大方の予想通り、9人全員がクオリファイング・オファーを拒否する結果となった。新労使協定によりクオリファイング・オファーを拒否した選手を獲得した際のペナルティが従来よりも軽くなり、好条件の契約を得られる可能性が高くなったことが影響していると見られる。
ランス・リンが拒否したカージナルス、ジェイク・アリエタとウェイド・デービスが拒否したカブスは彼らが他球団と契約した場合、契約規模に関係なく来年のドラフトで戦力均衡ラウンドBのあとに補償指名権を得る。カルロス・サンタナが拒否したインディアンス、アレックス・カッブが拒否したレイズ、グレッグ・ホランドが拒否したロッキーズ、エリック・ホズマー、マイク・ムスターカス、ロレンゾ・ケインの3人が拒否したロイヤルズは彼らが総額5000万ドル以上で他球団と契約した場合、来年のドラフトで1巡目と戦力均衡ラウンドAの間に補償指名権を得る。5000万ドル未満の場合は戦力均衡ラウンドBのあとに補償指名権を得ることになる。
また、これらの選手を他球団が獲得した場合、獲得した球団には来年のドラフト指名権やインターナショナル・ボーナス・プールに関するペナルティが課される。新労使協定では各球団の最高位のドラフト指名権は保護されることになっており、基本的なペナルティは「2番目に指名順の高いドラフト指名権とインターナショナル・ボーナス・プール50万ドル」となる。ただし、ぜいたく税の上限額を超過しているチームは「2番目と5番目に指名順の高いドラフト指名権とインターナショナル・ボーナス・プール100万ドル」になり、収益分配金を受け取る側のチームは「3番目に指名順の高いドラフト指名権」のみとなる。
クオリファイング・オファーの返答期限を迎えたことにより、フリーエージェント市場はいよいよ本格的にスタート。今後の動向に注目だ。
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