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2017年シーズンのベスト・ホームランはどれだ!?

2017.11.17 12:09 Friday

 2017年のレギュラーシーズンでは歴代最多となる6105本塁打が飛び出し、ポストシーズンでも最多本塁打記録が更新された。MLB公式サイトの「Cut4」では今季の本塁打の中から特に印象的だったものを選び出し、トップ10を発表している。10位から順に振り返ってみよう。

 10位はアルバート・プーホルス(エンゼルス)が放った通算600号となる満塁本塁打。この一発によりプーホルスは史上9人目となる金字塔に到達した。9位に選ばれたのはコディ・ベリンジャー(ドジャース)。「ベリンジャーの鮮烈なルーキーイヤーから本塁打1本だけを選ぶのは難しい」としつつも、6月13日のインディアンス戦でアンドリュー・ミラーから放った勝ち越し弾が選出されている。ミラーが今季左打者に打たれた2本塁打のうちの1本がこのベリンジャーの一打だった。8位はノーラン・アレナード(ロッキーズ)がサイクルヒットを決めたサヨナラ本塁打。4対5と1点をリードされた9回裏、アレナードが逆転スリーランを放ち、サイクルヒットとチームの勝利を同時に決めた。

 7位にはスクーター・ジェネット(レッズ)の1試合4本塁打がランクイン。昨季まで通算35本塁打だった男が4本塁打10打点の大暴れを見せ、ルー・ゲーリッグ、ウィリー・メイズ、マイク・シュミットといった歴代のスラッガーたちと肩を並べた。6位はラファエル・ディバース(レッドソックス)がアロルディス・チャップマン(ヤンキース)から放った同点弾。時速103マイルの速球を逆方向へ叩き込む衝撃の一打だった。5位はジョシュ・ハリソン(パイレーツ)がリッチ・ヒル(ドジャース)のノーヒッターを打ち砕いたサヨナラ本塁打。9回までノーヒットに封じられていたパイレーツ打線だったが、10回裏先頭のハリソンが一発を放ち、試合に決着をつけた。なお、サヨナラ本塁打でノーヒッターが終了したのは史上初の出来事だった。

 4位に選ばれたのはジャンカルロ・スタントン(マーリンズ)。特定の本塁打が選ばれたわけではなく、59本塁打を放った今季のパフォーマンス全体が評価された形となった。3位はNLCS第2戦でジャスティン・ターナー(ドジャース)が放ったサヨナラ本塁打。1988年のワールドシリーズ第1戦でカーク・ギブソンがデニス・エカーズリーから伝説のサヨナラ本塁打を放ってから丸29年。その伝説を再現するような見事な一打だった。2位にはアーロン・ジャッジ(ヤンキース)が放った今季最長495フィートの特大本塁打がランクイン。あわやヤンキー・スタジアムの場外に飛び出すかという超ド級の一発だった。

 そして、1位にはジョージ・スプリンガー(アストロズ)が選出された。ワールドシリーズでは効果的な一発を連発し、史上最多タイとなる5本塁打。なかでも第2戦の延長11回表に放った決勝ツーランは印象的な一打だった。第7戦ではダルビッシュ有をノックアウトする一発。第4戦から4試合連続本塁打を記録するなど、文句なしの活躍でワールドシリーズMVPに選出された。

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