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レイズがバティースタ獲得を検討か

2017.11.17 14:49 Friday

 10年近くブルージェイズの主砲として活躍してきたホゼ・バティースタに対して、レイズは同地区のライバルとして接してきた。しかし、MLB.comのジョン・ポール・モロシによると、レイズは打線強化のためにバティースタの獲得を検討しているようだ。

 2010年に54本塁打、124打点と大ブレイクを果たし、翌2011年には打率.302、43本塁打、OPS1.056の好成績をマークして2年連続でハンク・アーロン賞を獲得するなど、長年にわたってブルージェイズの主砲として活躍してきたバティースタ。しかし、ここ数年は衰えが目立ち、1年契約でブルージェイズに残留した今季は打率.203、23本塁打、OPS.674というブルージェイズ加入後最悪の成績に終わってしまった。

 84四球を選び、打率.203に対して出塁率.308を記録したように選球眼はまだ一定のレベルを維持しているものの、自己最多だった2010年の116三振を大幅に上回る170三振を喫するなど、年齢的な衰えは誰の目にも明らか。来季の契約は相互オプションとなっていたが、ブルージェイズ側がオプションを行使する意思がないことをバティースタ側へ伝え、現役続行を目指すバティースタは新天地を探すことになった。

 バティースタは現役続行のために、慣れ親しんだライト以外のポジションにも積極的にチャレンジする意思があることを明らかにしている。外野3ポジションと内野の両コーナー(一塁と三塁)が対象のポジションになると見られるが、実際にバティースタは今季三塁を8試合、一塁を1試合守っているのである。守備面でも衰えが顕著になりつつあり、本来は指名打者として起用したいところだが、複数ポジションを守れるというのは多少のアピール材料にはなるかもしれない。

 レイズはローガン・モリソンとルーカス・デューダがフリーエージェントとなり、一塁と指名打者に空きがある。今季は主にレフトを守ったコリー・ディッカーソンが指名打者に入ることも考えられるが、バティースタが加入する枠がないわけではない。モロシによると、現時点ではレイズとバティースタの間で契約交渉は開始されていないという。レイズは昨オフもバティースタ獲得に動いていた経緯があり、1年越しのバティースタ獲得が実現するか注目される。


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