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Statcast版オールスター・チームにバクストン、ジャッジらが選出

2017.11.20 16:07 Monday

 日本時間11月19日、MLB.comのマイク・ペトリエロがStatcastのデータを基に今季の「Statcast版オールスター・チーム」を選出した。必ずしも各ポジションでベストの選手が選ばれているわけではなく、あくまでも選出基準は「Statcastで目立った数字を残していること」である。打球速度やスピンレートのほか、スプリントスピード、捕球可能性など様々なデータが評価対象となっている。

 捕手部門は「MLBで最もアスレチックな捕手」としてJ.T.リアルミュート(マーリンズ)が選出された。打撃面で好成績を残しただけでなく、高校時代にフットボールのクオーターバックとして活躍した身体能力を生かし、スプリントスピードや送球のポップタイムでもトップクラスの数字をマーク。「動ける捕手」の代表格と言っていい存在だ。

 次は内野手部門。一塁は「選球眼の王様」としてジョーイ・ボットー(レッズ)、二塁は「必要なときのスピード」を評価されたホゼ・アルトゥーベ(アストロズ)、三塁は「ハードヒット(=強い打球)のエリート」としてマニー・マチャド(オリオールズ)、遊撃は「ヒューストンのロケット」として強肩を評価されたカルロス・コレア(アストロズ)が選出された。

 続いては外野手部門。レフトは走攻守の各部門でハイレベルな数字を残したトミー・ファム(カージナルス)が「オールラウンドなブレイク・イヤー」と高評価を受けて選出された。センターは「MLB最速の男」であるバイロン・バクストン(ツインズ)、ライトは「今季のStatcast版MVP」としてアーロン・ジャッジ(ヤンキース)が文句なしの選出。思えば、今季の最長本塁打(495フィート)を放ったのもジャッジだった。

 最後に投手部門。先発投手は「今季最も支配的だった先発投手」としてマックス・シャーザー(ナショナルズ)が選出された。三振の割合の高さ、被ハードヒット率の低さ、MLBトップクラスのスピンレート(フォーシーム)などが評価された格好だ。救援投手は「今季最も支配的だった投手」としてケンリー・ジャンセン(ドジャース)が選出。打者を圧倒するピッチングを高く評価され、その他の一流リリーバーを抑えてオールスター・チームに名を連ねた。

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