一塁手・DHを探すチームがカルロス・サンタナに興味
2017.11.20 17:50 Monday
一塁手や指名打者の獲得を目指しているチームは少なくなく、エリック・ホズマーを筆頭にローガン・モリソン、ミッチ・モアランド、ルーカス・デューダなどフリーエージェント市場には人材が溢れている。そんな中、複数球団からの関心が報じられているのがインディアンスからフリーエージェントとなったカルロス・サンタナだ。
来季の開幕直後に32歳の誕生日を迎えるサンタナは今季がメジャー8年目。ここ7シーズンのうち6シーズンで152試合以上に出場しているように、故障が少なくコンスタントな働きが期待でき、今季は打率.259、23本塁打、79打点、OPS.818をマークした。7年連続18本塁打以上(うち5シーズンで20本塁打以上)のパンチ力と7年連続88四球以上(うち6シーズンで90四球以上)の選球眼を兼ね備え、通算打率.249に対して通算出塁率.365を記録。今季は初めての守備タイトルとなる「ウィルソン年間優秀守備選手」を受賞(一塁手部門)するなど、打撃だけの選手ではない点も魅力である。
MLB.comのジョン・ポール・モロシによると、サンタナに対してはレッドソックスとフィリーズを含む複数球団が興味を示しているようだ。レッドソックスは故障の影響もあって今季は指名打者としての出場がほとんどだったハンリー・ラミレスを再び一塁手として起用することを検討しているが、サンタナやホズマーといった一塁手を獲得すれば、ラミレスは再び指名打者に固定されることになるだろう。フィリーズには8月にメジャーデビューして50試合で18本塁打を放ったリーズ・ホスキンスがいるものの、サンタナを獲得して一塁に置き、ホスキンスをレフトに回すことも可能だ。
上記の2球団以外にはカージナルスも一塁手の獲得を検討している。カージナルスの一塁にはマット・カーペンターとホゼ・マルティネスがいるが、カーペンターは一塁、二塁、三塁を守りながらコンスタントに試合に出場するスーパー・ユーティリティとして起用される見込み。マルティネスは一塁以外に外野の両翼も守れるため、一塁手を獲得した場合も極端に出場機会が減ることはないだろう。
マリナーズがライオン・ヒーリーをトレードで獲得して一塁手の補強を終えるなど、すでに一塁手市場は動き始めている。どの一塁手がどのチームへ行くのか。今後の動向に注目だ。
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