復活を目指す岩隈 マイナー契約でマリナーズに残留か
2017.11.21 10:32 Tuesday
右肩の故障により今季はわずか6試合のみの登板に終わった岩隈久志。シーズン終了後に来季のオプションを破棄されてフリーエージェントとなったが、マリナーズから再契約のオファーがあったことを認めており、メジャー7年目の来季もマリナーズでプレイすることになりそうだ。
日本時間11月21日、岩隈は日本の記者に対してマリナーズから再契約のオファーをすでに受けており、来季の開幕までに戦列に復帰することを目指していることを明らかにした。
「近いうちに良い形で発表できたらいいなと思っています」とジャパン・タイムズ紙に対して語った岩隈。来季の契約は年俸1000万ドルの球団オプションとなっていたが、マリナーズ側がこれを破棄し、岩隈は一旦フリーエージェントとなった。36歳という年齢、そして右肩の故障の状況を考慮すると、マリナーズとの新たな契約はマイナー契約もしくはインセンティブ付きの少額のメジャー契約になる可能性が高い。
岩隈は2012年のマリナーズ入団以来、毎年のように安定した成績を残し、チームで最も信頼できる先発投手の一人だった。しかし、今季は6試合のみの登板で0勝2敗、防御率4.35に終わり、9月下旬には右肩を手術。来年2月のスプリング・トレーニング開始前後まで投球を再開できないと見られている。オフに入ってセーフコ・フィールドでリハビリやトレーニングを行っている岩隈は「いつ復帰できるかはわかりませんが、来季の開幕に間に合えばいいなと思っています」と開幕ローテーション入りを目指すことを宣言した。
メジャー6年目を終えた岩隈は136先発を含む通算150試合に登板し、63勝39敗、防御率3.42をマーク。2013年にオールスター・ゲーム初選出、2015年にノーヒッターを達成し、2013年と2016年にはマリナーズの球団最優秀投手に選ばれた。健康であれば2ケタ勝利と防御率3点台を確実に期待できる投手であり、来季は完全復活を期待したい。
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