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メッツがキンズラー獲得に向けてタイガースと交渉開始

2017.11.21 16:07 Tuesday

 MLBネットワークのジョン・ポール・モロシが報じたところによると、メッツがイアン・キンズラー獲得に向けてタイガースとトレード交渉を開始したようだ。ただし、モロシのリポートによると交渉はまだ初期段階だという。

 レンジャーズ時代の2012年4月に5年7500万ドル(2013-2017)+球団オプション1年(2018)で契約を延長したキンズラーは、36歳を迎える来季が契約最終年となる。今季は自己最悪の打率.236に終わったが、2年連続で20本塁打をクリアし、メジャーデビュー以来12年連続となる2ケタ盗塁もキープ。600打席をクリアしたため、来季の年俸1100万ドルのオプションが自動的に行使された。

 キンズラーのトレード話が浮上するのは今オフが初めてではなく、昨オフからトレードの噂が絶えない。タイガースは今季途中にアレックス・アビラ、J.D.マルティネス、ジャスティン・アップトン、ジャスティン・バーランダーらを次々に放出して再建へと舵を切っており、契約が残り1年となったベテラン二塁手の放出に動いても何ら不思議ではないだろう。

 メッツは来季、遊撃に有望株のアメッド・ロサリオを固定し、アズドゥルバル・カブレラを三塁へ回す方針を固めているが、二塁は空席。現時点ではウィルマー・フローレスが正二塁手の最有力候補だが、どうやら球団はフローレスを内野のユーティリティとして起用することを考えており、キンズラーやニール・ウォーカーといった正二塁手候補の獲得に向けて動き始めている。

 キンズラーは一部の球団に対するトレード拒否権を持っているが、再建に向かうタイガースのチーム事情を考慮し、トレードがまとまった際にはトレード拒否権を破棄する可能性が高いと見られている。また、モロシによるとメジャーを代表する二塁手であるキンズラーを三塁手として獲得することを検討している球団もあるようだ。メジャー13年目を迎えるベテラン二塁手は来季の開幕戦、どのチームのユニフォームを着てフィールドに立っているのだろうか。


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