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今オフの「お買い得」候補は誰だ!?

2017.11.24 11:30 Friday

 ロッキーズは今年1月下旬にグレッグ・ホランド、2月上旬にマーク・レイノルズと契約し、前者はセーブ王のタイトルを獲得、後者は30本塁打を放つなど、期待以上の活躍でチームのワイルドカード獲得に大きく貢献した。このような「お買い得」な契約を引き当てたチームはやはり強い。MLB公式サイトではリチャード・ジャスティスが今オフの「お買い得」候補として10選手をピックアップしている。

 「お買い得」候補の筆頭に挙げられたのがアンソニー・スウォーザック。今季はホワイトソックスとブリュワーズで計70試合に登板し、防御率2.33、奪三振率10.59の好成績をマークした。今季急成長を遂げたため、今季の好成績のわりに比較的安価で契約できるはず。ウェイド・デービス、ホランド、ブランドン・モロー、マイク・マイナーといったリリーバーたちが市場から消えたあと、彼らの獲得に失敗したチームが獲得に動くのではないだろうか。

 2位のトミー・ハンターも今季は61試合に登板して防御率2.61の好成績をマーク。一方、3位のクリス・ティルマンは今季1勝7敗、防御率7.84という悲惨な成績に終わったものの、2013年から4年連続2ケタ勝利の実績があり、復調が期待できる選手である。4位のレイノルズは今季マイナー契約から出発して最終的には6年ぶりのシーズン30本塁打。低コストである程度の本塁打数を期待できる貴重な存在だ。

 5位のホゼ・バティースタは実績に期待といったところか。6位のミゲル・ゴンザレスは今季ホワイトソックスとレンジャーズの2球団でプレイし、合計で8勝13敗、防御率4.62を記録。先発4~5番手としてある程度のイニングを稼いでくれるはずだ。7位のカーティス・グランダーソンは衰えを隠せなくなりつつあるものの、長打力と選球眼は健在。ジェイ・ブルースやカルロス・ゴンザレスを逃したチームが獲得に動くことになりそうだ。

 8位のハウィー・ケンドリックは今季フィリーズとナショナルズでプレイし、OPS.844の好成績。複数のポジションを守れるため、準レギュラーとして欲しいチームは多数あるに違いない。9位のブランドン・フィリップスは若手な野手の教育係として理想的な存在。攻守ともに一定水準以上の実力を維持しており、遅かれ早かれ所属先は見つかるはずだ。そして10位にはマイルズ・マイコラスがランクイン。巨人3年目となった今季は14勝8敗、防御率2.25という素晴らしい成績を残した。かつてのコルビー・ルイスのように日本球界を経て、メジャー復帰後に期待以上の活躍を見せる可能性もありそうだ。

 この10選手以外にも思わぬ「掘り出し物」が見つかる可能性はある。来季はどの選手が予想外の活躍を見せてくれるのか。今から来季が楽しみだ。

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