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前タイガース監督のオースマスがエンゼルスのフロント入り

2017.11.24 15:40 Friday

 日本時間11月23日、エンゼルスは今季までタイガースの監督を務めたブラッド・オースマスがフロント入りすることを発表した。オースマスの肩書きがビリー・エプラーGMの特別アシスタントになることが併せて発表されている。

 現役時代のオースマスは捕手としてパドレス、アストロズ、タイガース、ドジャースの4球団でプレイ。タイガース時代の1999年にオールスター・ゲームに選出されたほか、ゴールドグラブ受賞3度を誇る名捕手であり、通算1971試合に出場して打率.251、80本塁打、607打点、102盗塁、OPS.669をマークした。2012年に行われた第3回ワールド・ベースボール・クラシックの予選ではイスラエル代表の監督を務め、2013年オフにタイガースの監督に就任。監督就任1年目となった2014年は90勝72敗でア・リーグ中部地区を制し、地区4連覇を達成したものの、その後は最下位→2位→最下位と不安定な戦いが続き、今年9月下旬に球団側から契約を更新する意思がないことを告げられた。

 再建期に突入したタイガースの監督にはロン・ガーデンハイアーが就任。オースマスはいくつかの球団で新監督の候補に挙げられていたが、最終的にはエンゼルスのフロントに入ることを決断した。GMの特別アシスタントというポジションは、エンゼルスでは2016年にバド・ブラックが務めており、ブラックはその年のオフにロッキーズの監督に就任。今季は新人投手が中心の先発ローテーションを上手く機能させてワイルドカードを獲得し、チームをポストシーズンへ導いた。オースマスにも再び監督就任のチャンスが訪れる可能性はある。

 エンゼルスは今オフ、二塁、三塁、ブルペンなどが補強ポイントとなっており、二塁のグレードアップのためにイアン・キンズラー(タイガース)の獲得に動いているという報道もある。キンズラーの獲得レースにおいてはタイガースでの4年間をともに過ごしたオースマスの存在が大きなアドバンテージとなるかもしれない。


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