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投手補強目指すレンジャーズがフィスターと1年契約へ

2017.11.27 10:39 Monday

 投手補強が急務となっていたレンジャーズが、レッドソックスからフリーエージェントとなっていたダグ・フィスターと2019年のオプションが付いた1年契約で合意に至ったようだ。球団からの公式発表はないものの、年俸は350万ドルで、そこに出来高が付く形になると見られている。

 昨オフ、アストロズからフリーエージェントとなったフィスターはなかなか契約先が見つからず、今年5月にエンゼルスとマイナー契約。しかし、エンゼルスではメジャー昇格のチャンスを得ることができず、およそ1ヶ月後にウエーバーでレッドソックスへ移籍してメジャー昇格を果たした。レッドソックスでは15先発を含む18試合に登板し、5勝9敗、防御率4.88をマーク。例年と比べて奪三振率が大幅に上昇した一方で与四球率が悪化し、良くも悪くも自分らしいピッチングができない一年だった。ポストシーズンではアストロズの地区シリーズ第3戦に先発したが、2回途中3失点でノックアウトされている。

 フィスターは来年2月に34歳の誕生日を迎えるベテラン右腕。2009年にマリナーズでメジャーデビューを果たし、タイガース、ナショナルズ、アストロズ、レッドソックスと計5球団で9シーズンにわたってプレイしてきた。通算成績は82勝85敗1セーブ、防御率4.88。マリナーズとタイガースでプレイした2011年にはリーグ4位の防御率2.83をマークし、ナショナルズでプレイした2014年には自己最多の16勝を挙げている。

 打者を圧倒する球威の持ち主ではないものの、シンカーを中心とした配球でゴロを打たせるピッチングを展開。2011年以降に900イニング以上を投げた62投手のうち、フィスターのゴロ率49%は9番目に高い数字である。今季は制球がやや不安定だったが、通算与四球率は2.08と安定。今季ア・リーグでワースト3位となる与四球率3.51に終わったレンジャーズ投手陣において、安定した制球力を誇るフィスターは貴重な存在となりそうだ。


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