English Español 韓国語

アスレチックスがスモリンスキーとの調停を回避し1年契約

2017.11.28 11:20 Tuesday

 右肩の手術を受けた影響で今季の大部分を欠場し、ノンテンダー候補の一人と見られていたジェイク・スモリンスキーが年俸調停を回避してアスレチックスと年俸77万5000ドルの1年契約で合意。来季も引き続きアスレチックスの一員としてプレイすることになった。

 現在28歳のスモリンスキーは今年3月に右肩の手術を受けたため、今季を全休することが予想されていた。しかし、回復が予想以上にスムーズで、9月1日に戦列復帰。16試合に出場し、打率.259(27打数7安打)、OPS.607をマークした。試合勘を取り戻すためにウィンターリーグでもプレイしているが、こちらでは13試合に出場して打率.184に終わっている。

 2016年には自己最多の99試合に出場し、打率.238、7本塁打、27打点、OPS.644をマーク。レフトで11試合、センターで48試合、ライトで18試合に先発出場し、外野の準レギュラーとしてチームに貢献した。メジャー通算では215試合に出場して打率.243と平凡な数字に終わっているが、対左投手に限れば.299の高打率をマークしている。

 現時点では、スモリンスキーはライトで左打者のマット・ジョイスとプラトーンを組む可能性が高い。また、スモリンスキーはセンターやレフトも守れるため、ダスティン・ファウラー、チャド・ピンダー、ブーグ・パウエル、マーク・キャナといったレギュラー候補たちと出場機会を争うことになりそうだ。

 アスレチックスはライオン・ヒーリーをマリナーズへ放出し、主砲のクリス・デービスをレフトから指名打者へ移す予定。そのため、レフトを守れるスラッガーの獲得を目指しているが、今回のスモリンスキーとの契約は外野手の補強に失敗した際の保険とも言えるだろう。また、アスレチックスはスモリンスキー以外にも、デービス、マーカス・セミエン、ジョシュ・フェグリー、ケンドール・グレイブマン、ブレイク・トライネン、クリス・ハッチャー、リアム・ヘンドリックスの7人が年俸調停権を持っている。


 関連ニュース

  11月18日 アスレチックスの三塁ベースコーチにM.ウィリアムズ

  11月16日 アスレチックス 右打ちの外野手の獲得を目指す


 関連動画

  10月5日 2017年アスレチックス名場面集

spotvnow