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エンゼルスが二塁のグレードアップを目指す

2017.11.28 12:01 Tuesday

 内野手の補強を目指しているエンゼルスのスティーブ・マートーンGM補佐が日本時間11月27日にMLBネットワーク・ラジオに出演。ジム・デュケットとジム・ボウデンにインタビューを受けるなかで、二塁のグレードアップがチームの最優先課題であることを明らかにした。

 今オフのエンゼルスは内野手の補強、特に二塁と三塁のグレードアップを目指していることがすでに報じられてきた。補強リストの最上位にはロイヤルズからフリーエージェントとなった強打の三塁手、マイク・ムスターカスが名を連ねていると見られていたが、マートーンによるとエンゼルスは現在、二塁のグレードアップを最優先課題として動いているようだ。

 「我々が最優先に考えているのは二塁だ。ここ数年、我々が苦しんできた部分だからね」とマートーン。今季、エンゼルスの二塁手はメジャーワーストのOPS.592に終わり、大きな穴となっていた。シーズン途中にブレーブスからブランドン・フィリップスを獲得したが、フィリップスはシーズン終了後にフリーエージェントに。現在はトレード市場でイアン・キンズラー(タイガース)を狙っているほか、フリーエージェント市場ではニール・ウォーカーやザック・コザートにも興味を示している。また、ディー・ゴードン(マーリンズ)やセザー・ヘルナンデス(フィリーズ)の獲得に動く可能性も報じられている。

 一方、エンゼルスはムスターカス獲得レースの本命と見られていたが、三塁については大型補強を回避することになりそうだ。マートーンはルイス・バルブエナを一塁ではなく三塁で起用する方針であり、バルブエナとプラトーンを形成する右打ちの三塁手の獲得を目指している。トッド・フレイジャーやエドゥアルド・ヌニェスの名前が獲得候補に挙げられており、ここ2シーズンをエンゼルスで過ごしたユネル・エスコバーと再契約を結ぶ可能性も残されている。

 外野はジャスティン・アップトン、マイク・トラウト、コール・カルフーンの3人で盤石であり、捕手にはゴールドグラブ受賞者のマーティン・マルドナード、指名打者にはベテランスラッガーのアルバート・プーホルスがいる。内野のグレードアップに成功すれば、なかなかの強力打線が完成することになりそうだ。


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