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メッツが若手のサポート役としてリンドの獲得を検討か

2017.11.28 17:40 Tuesday

 ルーカス・デューダを放出し、有望株のドミニク・スミスを一塁に据えたメッツだったが、打率が2割にすら満たなかった期待外れのパフォーマンスにより有望株への信頼は揺らいでいる。ESPNによると、メッツはスミスのサポート役としてアダム・リンドの獲得を検討しているようだ。

 メッツは今年7月下旬にデューダをレイズへ放出。8月中旬にスミスがメジャー昇格を果たし、デューダ放出で空いた一塁に収まった。今季AAA級では114試合で打率.330、16本塁打、76打点、OPS.905という好成績を残したスミスだったが、メジャーでは49試合で9本塁打を放ったものの、打率.198、OPS.658と苦戦。特に左投手に対しては打率.129、0本塁打、OPS.437と手も足も出ないような状態だった。

 そこでスミスのサポート役として浮上したのがリンドだ。リンドは今季1年契約でナショナルズに加入し、7年ぶりにレフトの守備に挑戦するなど116試合に出場。限られた出場機会のなかで打率.303、14本塁打、59打点、OPS.875の好成績をマークし、2009年にシルバースラッガー賞を受賞した打撃力がまだ錆びついていないことを存分にアピールした。代打でも48打席で打率.356、4本塁打と存在感を発揮。スミスのサポート役や教育係としてはうってつけの存在だろう。

 リンド獲得に関してひとつハードルがあるとすれば、スミスとリンドがともに左投手を苦手とする左打者であることだ。スミスとリンドでプラトーンを形成することはできないため、リンドに出場機会を与えるためにはスミスの出場機会を犠牲にすることになる。ただし、同じ左打者であるからこそサポートできる部分もあり、リンドが出場機会にこだわらないのであればメッツにも獲得のチャンスはある。リンドのようなベテラン選手を加入させることにより、スミスら若手選手に好影響を与えることも十分に考えられるため、メッツにとって悪くない投資になるのではないだろうか。


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