ルール5ドラフトの注目選手たち
2017.11.29 09:17 Wednesday
今年のウィンター・ミーティングは日本時間12月11日に始まり、最終日(日本時間12月15日)にはルール5ドラフトが行われる。MLB公式サイトではジョナサン・マヨが今年のルール5ドラフトにおける注目選手を紹介している。
各球団はルール5ドラフトから有望株をプロテクストするためのロースター変更を日本時間11月21日までに行った。その時点で今年のルール5ドラフトで指名可能な選手が確定し、各球団のスカウティング部門は自軍の戦力になり得る選手を選び出す作業を始めるのである。
2013年のドラフトで指名され、18歳以下で契約した選手と、2014年のドラフトで指名され、19歳以上で契約した選手は今年のルール5ドラフトの指名対象となる(他に2013年にインターナショナルFAとして18歳以下で契約した選手も対象)。2013年のドラフト1巡目指名選手からは9人、2014年のドラフト1巡目指名選手からは2人が指名可能となっており、なかでも2013年の全体1位指名選手であるマーク・アッペル(フィリーズ)の動向が注目される。
また、MLB公式サイトの球団別プロスペクト・ランキングTOP30に名を連ねている選手のうち、153人が今年のルール5ドラフトの対象選手であり、そのうち85人は40人枠に登録されてルール5ドラフトからプロテクストされたが、残りの68人は指名可能。カブス9位のトレバー・クリフトン、ツインズ9位のコール・スチュワート、ブルージェイズ8位のマックス・ペンテコストらが指名可能となっている。
マヨが注目選手としてピックアップしているのはアッペル、ニック・シウフォ(レイズ25位)、マイケル・デレオン(レンジャーズ28位)、トラビス・デメリット(ブレーブス12位)、タイラー・エプラー(パイレーツ26位)、ジョーダン・ゲレーロ(ホワイトソックス21位)、ギャビン・ラバレー(レッズ20位)、ライアン・オハーン(ロイヤルズ14位)、ペンテコスト、スチュワートの10人。かつての全体1位指名選手であるアッペルの潜在能力に賭ける球団は現れるのだろうか。