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ジャイアンツが「プランB」としてマカッチェン獲得を検討か

2017.11.30 12:30 Thursday

 現地時間11月27日に待望の第一子(男児)が誕生したアンドリュー・マカッチェン(パイレーツ)だが、どうやらジャンカルロ・スタントン(マーリンズ)の獲得を目指すジャイアンツがスタントン獲得に失敗した際の「プランB」としてマカッチェン獲得を検討しているようだ。

 スタントン争奪戦には8球団前後が参戦していると見られるが、現時点で正式な獲得オファーを出したと報じられているのはジャイアンツとカージナルスの2球団のみ。特にジャイアンツはオファーの具体的な内容まで明らかになっており、スタントン獲得への本気度がうかがえる。しかし、用意できる交換要員の質や量に関してはカージナルスに軍配が上がるため、スタントン獲得に失敗する可能性もある。そのための「プランB」として、ジャイアンツはマカッチェン獲得を視野に入れている。

 マカッチェンは今オフ、来季の契約オプションを行使され、年俸1475万ドルでパイレーツに残留することが決定した。しかし、契約は残り1年。パイレーツが来季のポストシーズン進出を目指さないようであれば、今オフ中に放出される可能性は十分にある。ただし、マカッチェンの後継者になると見られていたオースティン・メドウズがAAA級で故障と不振に苦しみ、メジャー昇格の準備が整っていない状況であり、パイレーツがどこまで積極的にマカッチェン放出に向けて動くかは不透明だ。

 今季のマカッチェンは昨季の不振を脱し、156試合に出場して打率.279、28本塁打、88打点、11盗塁、OPS.849をマーク。当初はライトへコンバートされる予定だったが、スターリング・マーテイが禁止薬物使用で出場停止処分を受けたため、結局は従来のポジションであるセンターに収まった。マカッチェンが加入すれば、ジャイアンツのセンターはディナード・スパンから大きなグレードアップとなる。

 パイレーツの立場から考えると、マカッチェンを来季終了までキープした場合、クオリファイング・オファーを提示することができる。その際に得られるドラフト指名権とマカッチェンのトレードで得られる対価を比較し、最終的な判断を下すことになるだろう。


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