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クルーズが「エドガー・マルティネス賞」を初受賞

2017.12.1 11:00 Friday

 日本時間12月1日、メジャーリーグ機構は今季の「エドガー・マルティネス賞(最優秀指名打者賞)」の受賞者を発表し、打率.288、39本塁打、119打点、OPS.924の好成績でア・リーグ打点王に輝いたネルソン・クルーズ(マリナーズ)が選出された。

 「エドガー・マルティネス賞」はそのシーズンで最も優れたパフォーマンスを見せた指名打者に贈られる賞であり、1973年に「最優秀指名打者賞」として設立された。現在マリナーズで打撃コーチを務めているエドガー・マルティネスは同賞を5度受賞し、「史上最高の指名打者」と呼ばれるようになったが、マルティネスの現役ラストイヤーとなった2004年にマルティネスの功績を称えて同賞を「エドガー・マルティネス賞」と改称することが発表された。マルティネスの引退時点ではマルティネスが最多受賞者だったが、現在は昨オフ引退したデービッド・オルティスが8度で最多受賞者となっている。

 クルーズは今季39本塁打のうち、指名打者として38本塁打を記録。これは2000年にマルティネスが記録した37本塁打を上回り、指名打者としての球団新記録となった。マリナーズの選手が同賞を受賞するのは1979年のウィリー・ホートン、1995年、1997~1998年、2000~2001年と計5度にわたって受賞したマルティネスに次いでクルーズが3人目。球団合計7度の受賞はレッドソックスの11度に次いで2番目に多い。

 マルティネスは「ネルソン(・クルーズ)は本当にエドガー・マルティネス賞に相応しいよ。彼の存在はクラブハウスにおいてもラインナップにおいても我々に安心感を与えてくれるし、チームメイトに好影響を与えていることを身をもって感じている。彼は静かに努力する男だけど、受賞するに相応しい賞を彼が受賞することができて我々は嬉しいよ」と語り、自身の名前が冠された賞を教え子が受賞したことを喜んでいた。


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