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ブレーブスがブラザーズとの年俸調停を回避して1年契約

2017.12.1 12:36 Friday

 日本時間12月1日、ブレーブスは救援左腕のレックス・ブラザーズとの年俸調停を回避し、1年契約で合意に達した。ブラザーズは来季の球団オプションを破棄されたあと年俸調停対象選手となっていたが、今回の契約合意により来季もブレーブスの一員としてプレイすることになった。

 ロッキーズ時代の2012~2014年に3年連続で72試合以上に登板した実績を誇るブラザーズだが、故障の影響もあり、2015年に17試合に登板したのを最後にメジャーの舞台から姿を消していた。今年4月にブレーブスとマイナー契約を結び、6月下旬に2年ぶりのメジャー復帰。27試合に登板して4勝3敗、防御率7.23に終わったものの、23回2/3で33三振を奪うなど実力の片鱗は示した。奪三振率12.55は20試合以上に登板した投手のなかではチームトップの数字であり、25回以下で30三振以上を奪ったのは両リーグのリリーバーでただ一人。また、左打者を打率.216に抑えており、こうしたパフォーマンスが評価されて契約合意に至ったのだろう。

 ブラザーズの全盛期はロッキーズ時代の2013年。この年は72試合に登板して12ホールド、防御率1.74の好成績を残しただけでなく、チーム事情により後半戦からはクローザーに抜擢され、19セーブをマークした。通算ではロッキーズで5シーズン、ブレーブスで1シーズンを過ごし、313試合に登板して20勝14敗20セーブ63ホールド、防御率3.76、奪三振率10.52をマークしている。

 ブレーブスはブラザーズのほかにマイク・フォルティネビッチ、アローディス・ビスカイーノ、ダン・ウィンクラー、サム・フリーマン、マット・アダムス、ジェイス・ピーターソン、ダニー・サンタナの7人が年俸調停権を持っている。特にアダムスはフレディ・フリーマンの存在によりポジションがないため、ブレーブスがトレードでの放出に向けて動いているとの報道がある。ノンテンダーの期限は明日に迫っており、ブレーブスの決断に注目が集まる。


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