有望株・ロサリオが師匠・レイエスのメッツ復帰を希望
2017.12.1 15:41 Friday
メッツの有望株、アメッド・ロサリオ以上にホゼ・レイエスのメッツ復帰を望んでいる人間はいないだろう。ロサリオは今季、スプリング・トレーニングとメジャーに昇格した8月以降の大半をレイエスとともに過ごした。そして現在、フリーエージェントとなった「師匠」のメッツ復帰を誰よりも望んでいる。
「もちろん、彼(=レイエス)がいてくれるなら大きなことだよ。僕にとってだけではなく、チーム全体にとって大きいと思う。彼はたくさんのエネルギーをもたらしてくれる男だからね」とロサリオはレイエスについて語る。ドミニカ共和国出身のロサリオは、レイエスに憧れて成長してきた。彼ら2人が初めて顔を合わせたのは、昨季レイエスが出場停止処分からの戦列復帰に向けてAA級で調整を進めていたときだ。今年のスプリング・トレーニングでも長い時間を共有し、ロサリオのメジャー昇格以降も多くの時間をともに過ごした。
しかし、来季のメッツは球団有数の有望株であるロサリオを正遊撃手として起用する方針だ。アズドゥルバル・カブレラやマット・レイノルズなど、ほかにも遊撃を守ることのできる内野手はおり、必ずしもレイエスを呼び戻す必要はない。ただし、レイエスはメッツでキャリアを終えたいという希望を持っており、メッツが契約してくれるのであれば年俸の引き下げに応じる可能性は高い。レイエスは遊撃のほかに二塁や三塁を守ることができ、今季は外野守備にも挑戦。15本塁打、24盗塁を記録するなどパンチ力とスピードにも顕著な衰えは見られず、ユーティリティ・プレイヤーとして呼び戻すことを検討する価値はあるだろう。
一方、ロサリオもレイエスのことばかりを気にしている場合ではない。今季メジャーでは46試合に出場して打率.248、4本塁打、7盗塁、OPS.665をマークしたが、170打席で選んだ四球は3つだけ。「調整が必要だ。おそらくこれがメジャーに昇格した際に最も大変なことなんだろうね」とロサリオも自身の課題を把握しており、来季の活躍に向けて重要なオフシーズンを過ごすことになりそうだ。
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