ホワイトソックスがW.カスティーヨを獲得
2017.12.2 09:20 Saturday
12月に突入し、FA市場も活気づいている。選手としては1日でも早く来季の契約を済ませたいところだろう。日本時間12月2日、ホワイトソックスがオリオールズからFAとなっていたウェリントン・カスティーヨと2年契約を結んだ。
今季、ダイヤモンドバックスから入団したカスティーヨはこれまで正捕手を務めていたマット・ウィータースの後釜として期待された。開幕前にはドミニカ共和国代表の一員としてWorld Baseball Classicにも出場し、打てる捕手としてチームをけん引した。その後、シーズンが始まると5月には右肩など2度の故障でマイナー落ちを経験するも6月から復帰。後半戦は打率.313 12本塁打 28打点と活躍し、本来の打撃を取り戻した。最終成績は96試合で打率.282 20本塁打 53打点でシーズン終了後はFAとなり新天地を探していた。
今回、カスティーヨは2年1500万ドル、3年目は800万ドルの球団オプション付きで契約。ホワイトソックスのリック・ハーンGMは「カスティーヨの獲得はチームを短期、長期の両方の観点でみても大きな力になる。彼は近年、活躍している捕手の1人であり若い投手はもちろん、捕手にも大きな影響を与えることだろう」と新戦力に大きな期待をしている。
既にカスティーヨ本人も自身の役割を自覚しており「ホワイトソックスは若い選手が多い。彼らと共にプレーするのが楽しみだよ。ぜひ彼らの力になりたいね」と話す。特に今季、チームの正捕手争いは25歳のオマー・ナルバエスと29歳のケバン・スミスの2人で繰り広げられ、ナルバエズは90試合で2本塁打、一方のスミスは87試合で4本塁打だった。この2人に長打力が加われば来季の打線は強力になるだろう。カスティーヨは捕手としてのリードだけではなく、自慢の打撃も伝授していく。
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