大谷争奪戦からヤンキースなどが脱落 マリナーズが最有力?
2017.12.4 10:38 Monday
大谷翔平(北海道日本ハム)の獲得に向けて、大谷側が要求した質問書を提出した各球団。その「書類審査」の結果が各球団へ伝えられ、マリナーズやジャイアンツが次のステップに進んだ一方、ヤンキース、ツインズ、レッドソックスなどが争奪戦から脱落したようだ。
日本時間12月4日、「書類審査」の結果が次々と明らかになった。大谷獲得に積極的な姿勢を見せていたヤンキースやツインズのほか、ブルージェイズ、ダイヤモンドバックス、アスレチックス、メッツ、ブリュワーズ、パイレーツ、レッドソックスと少なくとも9球団が「書類審査」を通過できなかったことが判明。この9球団以外に、そもそも大谷獲得に積極的でなかった球団もあり、「書類審査」の段階で大谷の移籍先はかなり絞られたと言える。
ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMは「落胆しているよ」とコメント。大谷側はヤンキースに対して、ヤンキースが提出した書類は素晴らしいものだったが、西海岸の球団でないこと、大都市の球団であることなどが大谷の希望に合致しなかったことを伝えたようだ。大谷の希望は「西海岸の球団であること」と「大都市の球団でないこと」を満たす球団であることが確実となった。
また、300万ドル以上のインターナショナル・ボーナスプールを残すヤンキースとツインズが争奪戦から脱落したことにより、大谷のなかで契約金など金銭面の条件は優先順位が低いことが改めて強調される形となっている。金銭面の条件よりも、自らが望む環境でプレイすることを最優先に考えているということだろう。
現時点で大谷獲得の有力候補と見られているのはマリナーズとジャイアンツ。ともに西海岸に本拠地を置く球団である。特にマリナーズは今後の契約交渉に現役の主力選手や球団を代表するOB選手を出席させることを示唆するなど、極めて積極的な姿勢を示しており、大谷獲得の最有力候補に挙げる声も多い。パドレスやドジャースなども「書類審査」を通過したと見られており、日本時間12月23日の契約交渉期限まで激しい争奪戦が継続されることになりそうだ。
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