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カージナルスがロンゴリア獲得に興味か

2017.12.4 12:00 Monday

 アレックス・コロメイ(レイズ)の獲得に向けてトレード交渉を行っているカージナルスだが、この2球団間のトレードに大物三塁手が含まれる可能性が出てきた。その大物三塁手とはもちろん、レイズ史上最高のスター選手であるエバン・ロンゴリアだ。

 強打者とクローザーの補強が今オフの課題となっているカージナルス。強打者の部門ではジャンカルロ・スタントン(マーリンズ)の獲得を目指しており、クローザーの部門ではコロメイの獲得を狙っている。しかし、カージナルスがスタントン獲得に失敗した場合、打線の補強と三塁のグレードアップを両立できるロンゴリアをコロメイとともに獲得する大型トレードに動く可能性が浮上している。

 シーズン終了後に32歳の誕生日を迎えたロンゴリアは今季、156試合に出場して打率.261、20本塁打、86打点、OPS.737をマーク。OPSは.724に終わった2014年に次いでキャリアで2番目に低い数字であり、決して満足のいくシーズンではなかったが、10年のキャリアで9度目となる20本塁打、8度目となる80打点はなんとかクリアした。三塁の守備では昨季キャリアワーストの-9まで悪化した守備防御点が今季は+11へと回復。かつての好守を取り戻した感がある。

 カージナルスは来季、三塁にマット・カーペンターないしジェッド・ジョーコを起用する見込みだが、ロンゴリアを獲得するのであればこの2人のいずれかがトレード要員に含まれる可能性が高い。また、人員余剰気味の外野からランドール・グリチックないしスティーブン・ピスコッティあたりもトレード要員となるだろう。

 2年連続でポストシーズン進出を逃し、「打倒・カブス」を目標にポストシーズン返り咲きを目指して積極的に動いている今オフのカージナルス。現時点ではスタントン獲得が最優先事項となっているが、その裏ではスタントン獲得に失敗した場合の「プランB」もしっかり準備しているようだ。カージナルスは最終的にどのような動きに出るのか。今後の動向に注目だ。


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