レンジャーズが複数年契約で左腕・マイナーと契約合意
2017.12.5 14:26 Tuesday
現地の報道によると、レンジャーズがフリーエージェントの左腕、マイク・マイナーと複数年契約で合意に至ったようだ。今季はロイヤルズでリリーバーとして活躍したが、レンジャーズは先発での起用を検討している模様。契約の詳細は現時点では明らかになっていない。
マイナーは左肩の故障により2015年シーズンを全休し、同年オフにノンテンダーFAとなった。翌2016年2月にロイヤルズと2年契約を結び、2016年シーズンは2年連続の全休に終わったものの、今季はリリーバーとして65試合に登板し、6勝6敗6セーブ17ホールド、防御率2.55の好成績をマーク。クローザーのケルビン・ヘレーラが不調に陥ったこともあり、シーズン終盤にはクローザーを務めた。来季の契約は相互オプションとなっていたが、マイナー側がこれを破棄。フリーエージェントとなり、リリーフ左腕を欲する球団からの注目を集めていた。
リリーバーとして復活を遂げたマイナーだが、レンジャーズはマイナーを先発ローテーションの一角として起用することを検討しているようだ。マイナーはブレーブス時代の2013年に204回2/3を投げて13勝9敗、防御率3.21、181奪三振の好成績をマーク。前年の2012年にも11勝を挙げるなど、ブレーブス時代は先発投手として活躍した。ダグ・フィスターを獲得したとはいえ、先発ローテーションはコール・ハメルズ、マーティン・ペレス、フィスターの3枠しか埋まっておらず、先発投手は少なくともあと2枚必要。空いている2枠のうちの1枠にマイナーを起用しようという考え方は決して不思議ではない。
年数や金額といった契約の詳細は現時点では明らかになっていないものの、先発がダメでもリリーフに回すことができるため、比較的リスクの少ない投資と言える。今季の好成績がホンモノであるならば、むしろお買い得な契約になる可能性もあるだろう。フリーエージェント市場の動きが停滞気味になるなか、着実に補強を進めているレンジャーズ。ジョン・ダニエルズGMの次なる一手に注目したい。
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