レンジャーズが救援右腕・バーネットと1年150万ドルで再契約
2017.12.5 16:20 Tuesday
日本時間12月5日、レンジャーズは救援右腕のトニー・バーネットと1年150万ドルで再契約を結んだことを発表した。バーネットは今季終了後に来季の球団オプション(年俸400万ドル)を破棄され、フリーエージェントとなっていたが、年俸を下げて再契約に至った形だ。
バーネットは2010年から6シーズンにわたって日本プロ野球のヤクルトでプレイし、2015年オフにレンジャーズと2年350万ドルで契約。来日前にメジャー経験がなかったバーネットにとって、レンジャーズ1年目の2016年がデビューイヤーとなったが、53試合に登板して7勝3敗15ホールド、防御率2.09の好成績をマークした。しかし、今季は50試合で2勝1敗2セーブ、防御率5.49に終わり、ホールドも4つだけ。昨季の好成績を維持することができず、シーズン終了後に球団オプションを破棄されてフリーエージェントとなっていた。
先発、リリーフとも補強を必要とするレンジャーズにとって、2年連続で50試合以上に登板しているバーネットは年俸400万ドルを支払うわけにはいかないものの、ブルペンの一角として必要な戦力だったのだろう。最終的には年俸150万ドルの1年契約で再契約を結ぶに至ったが、これはメジャー1年目の2016年と同じ金額だ。レンジャーズとしては、2016年ほどの好成績とまではいかなくとも、今季の不振を脱し、ブルペンの一角としてチームに貢献してくれることを期待しているはずだ。
また、レンジャーズはチチ・ゴンザレス、アンソニー・ゴーズ、デービッド・ハールバット、クリスチャン・ロープスの4選手とマイナー契約で合意に至ったことも併せて発表している。ゴンザレスは今年7月にトミー・ジョン手術を受けており、来季中の復帰は絶望的。先日ノンテンダーFAとなったばかりだが、2019年以降に備えてキープした格好だ。
ダグ・フィスター、マイク・マイナーを獲得し、バーネットと再契約。着々と投手補強を進めているレンジャーズだが、質量ともに不足している状況に変わりはない。今後、さらなる補強が行われることになりそうだ。
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