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タイガースが俊足好守の外野手・マーティンと1年契約

2017.12.6 11:25 Wednesday

 左打者、センターを守れる外野手、足の速い選手を必要としていたタイガースは一人の選手を獲得することにより、それらのニーズを全て満たすことに成功した。日本時間12月6日、タイガースは俊足好守の外野手、レオニス・マーティンを1年契約で獲得したことを発表した。

 本格的な再建に取り掛かっているタイガースにとって、マーティンとの契約は先月中旬に契約したライアン・カーペンターに続く今オフ2件目のフリーエージェント市場でのメジャー契約となった。ただし、カーペンターはメジャー経験がなく、メジャー経験がある選手としては今オフ初の契約である。

 今季のマーティンは開幕からなかなか調子が上がらず、4月20日時点で打率.111(54打数6安打)の大不振。4月23日にはDFAとなり、その後7月末までマリナーズ傘下のマイナー球団でプレイしていた。7月末にメジャー再昇格を果たしたものの、8月23日にマリナーズから今季2度目のDFA。8月末にはカブスへトレードされた。カブス移籍後も調子は上がらず、最終的な今季の成績は49試合で打率.172、3本塁打、9打点、7盗塁、OPS.513。昨季は自己最多の15本塁打を放ったが、その勢いを持続することはできず、期待はずれのシーズンとなった。

 マーティンの魅力は何と言ってもハイレベルな外野守備。レンジャーズ時代の2013年から2015年にかけて、センターで3年連続守備防御点+14以上をマークしており、特に肩の強さはメジャーでもトップクラスに位置する。現在、タイガースの40人枠内にはメジャー経験のある外野手がマーティンのほかにニコラス・カステヤーノス、ジャコビー・ジョーンズ、マイキー・マートゥックの3人しかおらず、マーティンは右打者のジョーンズとのプラトーンで起用されることになりそうだ。

 また、タイガースは右腕のエンリケ・バーゴス、元球宴捕手のデレク・ノリス、一塁手のエドウィン・エスピナル、外野手のジム・アドゥチとマイナー契約を結んだことを併せて発表している。


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