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インディアンスが救援右腕・オテロと2年間の契約延長

2017.12.6 12:34 Wednesday

 テリー・フランコーナ監督が「ブルペンのワイルドカード」と呼ぶ便利屋右腕が少なくとも2019年までインディアンスの一員としてプレイすることになった。日本時間12月6日、インディアンスはダン・オテロと2年250万ドルで契約を延長したことを発表した。

 オテロは2015年オフに金銭トレードでインディアンスに加入。移籍1年目の2016年に62試合で5勝1敗1セーブ、防御率1.53の好成績をマークすると、今季も52試合で3勝0敗0セーブ、防御率2.85と安定したパフォーマンスを継続し、チームの地区2連覇に大きく貢献した。イニングやスコアを問わず、必要とされた場面で登板し、自らの役割をしっかり果たす右腕に対する評価は非常に高く、クリス・アントネッティ野球部門社長は「ダン(・オテロ)は我々に多大な貢献をしてくれている。ブルペンにおいて様々な役割をこなしてくれるんだ。初回から登板することもあれば、試合終盤で起用されることもある。様々な役割でチームに貢献してくれているよ。契約を延長することができて本当に嬉しいよ」とオテロの貢献ぶりを絶賛している。

 契約内容は2018年が年俸110万ドル、2019年が年俸130万ドル。2020年の契約は年俸150万ドルの球団オプションないし10万ドルのバイアウトとなっており、計250万ドルが保証される形となっている。また、各年とも最大10万ドルのインセンティブが設けられているようだ。

 インディアンスは今オフ、ブライアン・ショウとジョー・スミスがフリーエージェントとなり、来オフにはコディ・アレン、アンドリュー・ミラー、ザック・マカリスターのフリーエージェントが控えている。「我々が考慮している部分の一つだよ」とアントネッティはブルペンの弱体化が懸念材料の一つであることを認めているが、「我々は来季のみでなく、その先を見据えて動いている。ダンのような選手を保有することは我々にとって非常に大きなことだよ」とオテロとの契約延長がブルペンに安定をもたらすことを期待している。

 クローザーのアレン、セットアッパーのミラーを中心に、オテロ、マカリスター、タイラー・オルソン。2018年も強力ブルペン陣がインディアンスの戦いを支えることになりそうだ。


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