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パドレス以外の6球団が大谷と面会を済ませる

2017.12.6 14:35 Wednesday

 移籍先の候補を7球団に絞り込んだ大谷翔平(北海道日本ハム)は日本時間12月5日にジャイアンツ、ドジャース、エンゼルス、同6日にカブス、レンジャーズ、マリナーズとの面会を済ませた。残る1球団であるパドレスとの面会は同7日に予定されている。

 MLB.comのグレッグ・ジョーンズによると、マリナーズは日本時間12月6日に大谷と面会した。交渉内容の詳細は明らかになっていないものの、マリナーズは日本人選手が活躍してきた歴史や、シアトルの日本人コミュニティ、本拠地のセーフコ・フィールドの特長などを持ち出して大谷に対してアピールしたと見られている。ジェリー・ディポートGMは2週間前、「球界において私が思い出せる中で最もユニークな状況かもしれない。都市として、組織として、一人の人間として、アピールをしなければならない。こんなことは今までになかったよ」と大谷争奪戦について語っていた。

 MLBネットワークのケン・ローゼンタールによると、カブスも同6日に大谷と面会した球団の一つである。カブスもマリナーズ同様、交渉内容については沈黙を貫いているが、セオ・エプスタイン野球部門社長は交渉術に長けた人物である。ジョン・レスターと契約した際は、フェイクのワールドシリーズ実況を盛り込んだリクルート映像を制作し、球団の熱意をアピール。ジェイソン・ヘイワードやベン・ゾブリストを獲得した際にも同様の手法を用いたという。西海岸を希望していると言われる大谷のハートに、カブスの熱意は届くだろうか。

 レンジャーズも同6日に大谷と面会の場を設けた。共同オーナーのレイ・デービスのほか、ジョン・ダニエルズGM、ジェフ・バニスター監督のほか、ジョシュ・ボイドGM補佐、日本人スカウトのジョー古河、渡部一らも同席したという。バニスター監督は大谷の二刀流について前向きな姿勢を示しており、「それを実現するだけの能力がある」と大谷を高評価。高校卒業時に大谷獲得を目指していた球団でもあり、今回も総力を挙げて大谷との交渉に取り組む構えだ。

 明日にも全7球団との面会が終了し、移籍先の候補がさらに絞り込まれる可能性がある。契約期限は日本時間12月23日に設定されているが、大谷はどの球団をメジャー挑戦の出発点として選択するのだろうか。


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